札幌市立大学の評判・口コミ【デザイン学部編】

満足していること：同期に勤勉な人が多い

一般的に大学生といえばあまり勉強や研究をしないイメージがあると思います。少なくとも私の住んでいる地域ではそのような認識になっています。しかし、私の通う大学の同期は、交際も少なからず（関係が円滑に保てる程度に）ありますが、皆自分の進みたい専門分野の勉強や研究を絶えず行っており、自分もそれに触発されることが多く、大学に行く意義を感じられるような環境が形成されているからです。「同期」と限定したのは、大学全体がそういう雰囲気ではなく、自分の学年が特にそのような状況だからです。

満足していること②：附属図書館の書籍が充実している

私は、デザイン学部という少し特殊な学部に所属しています。勉強をするときにまず思い浮かぶのが書籍なのですが、デザイン分野の書籍は通常の書店、いわゆる街の本屋さん程度では取り扱っておらず、大きい書店に行かなければ満足に勉強することができません。しかし、私の大学の図書館は、規模は小さいものの専門書を多く所蔵しており、いつでも無料で閲覧することができます。さらに、映像作品も所蔵してあるため、その分野を勉強する場合も他ジャンルの作品を参照することができます。

不満に感じていること：課題が多い

私の大学は「大学では基本しか教えない、それ以上は自分で研究しろ」が大まかな方針です。この事自体は自分の考えとも一致しているため良いのですが、課題の量が問題です。デザインをする、つまり創造するということは長い時間を必要とします。それを課題に出されてしまうと、他の研究に時間を割けなくなってしまいます。今後のために良い成績はほしいから課題に真面目に取り組まなければならない、でも研究もしなければならない、このような矛盾した状況になっています。

不満に感じていること②：ゼミのコース分野にばらつきがある

私の一つ上の学年からカリキュラムが変わり、４コース制だったのが、２コースになりました。しかし、無理やり２つに分けたために、明らかに違う分野が同じコースに含まれています。例えば、映像などの「メディア」と「建築」です。建築では二級建築士の資格を取る講義があるため、メディアをやりたくてこのコースを選んだ学生も、少なからず建築やランドスケープなどの講義を取らざるを得ない状況になっています。それ以外の講義もありますが、あまりにも分野が違うものとなっています。

札幌市立大学のおすすめ学部：デザイン学部

そもそもデザイン学部と看護学部しかありませんが、それでもデザイン学部がいいと思います。デザインという分野はすべてを内包し、誰にでも始められ、そして奥深いものです。なにをしたいか迷っている方にも一度はおすすめしたいです。

札幌市立大学に通って良かった？

既述のような友人関係も大きな理由としてありますが、何よりもデザインが自分にあった分野だと感じているからです。今まで触れたことがなかった分野であるために、多少の不安もありましたが、やってみるととても楽しく、向上心も生まれます。さらに今まで挑戦できなかったことにも挑戦できています。このような気持ちをもっとサポートしてくれるような大学の制度であれば、もっと良かったと思います。