明治学院大学の評判・口コミ【文学部編】

満足していること：立地のいい綺麗なキャンパスで社会経験を積めた

明治学院大学の多くの学部が、1，2年時には横浜キャンパスで、3，4年時には白金キャンパスで講義を受けます。白金キャンパスは東京の一等地の一つで、そういった閑静で品格が求められる土地で大学生活を送ること自体が、社会経験の一つであると思います。また、周辺の景観に見合うような建築美をもったキャンパスとなっており、またミッション系の大学であるためチャペルもあります。近隣の方々がキャンパスを見にいらっしゃったり、礼拝にいらっしゃったりするので、悪印象を与えないような風紀作りを心がける活動も、貴重な経験でした。

満足していること②：質の良い授業と充実した環境

私が在籍していた文学部芸術学科は、映像・美術・音楽・現代メディアという4専攻があります。2年次まではそれぞれの専門分野を均等に勉強し、3年次からは選択した専攻に進みます。美術専攻は、西洋美術と東洋美術と分かれており、音楽もまた西洋のクラシック音楽とその他のワールドミュージックと多岐に渡ります。そして、私が専攻した映像専攻は、世界の映画や映像作品を研究対象にして、映画・映像がどのように進化してきたかという技術的な側面と、その中で何を発信し、どう利用されてきたかという社会的、政治的な側面までを網羅したラボです。学内には、共通の図書館だけでなく、学科専用のアーカイブがあり、その膨大な資料の量は、どんな研究をもカバーしてくれて、最高の環境で論文の執筆に取り組めたことに満足しています。

不満に感じていること：授業中、一部の学生の雰囲気が悪い

明治学院大学は私立大学で、私が受験した際の偏差値的には「上の中」という認識でした。ですが、講義中の環境は決して最良のものばかりではありませんでした。専門にしていた芸術分野での授業では、周囲の学生も同じ境遇なので授業に真剣に取り組むのですが、一般教養など様々な学部生が履修可能な講義になると、騒がしい時が珍しくありませんでした。注意を促そうにも、大人数で騒いでいるとその注意も届かないし、単純にそういった方々に関わるのは怖いなという思いもあり、ただただ我慢するだけでした。その点だけは本当に不満を覚えました。

不満に感じていること②：閑静な住宅地を一部の学生が騒がしく通る

白金キャンパスは、地下鉄の「白金台駅」や「白金高輪駅」、ＪＲでは「品川駅」「目黒駅」から徒歩やバスで通えます。その中で、学生が多く登校するタイミングになると賑やかになります。桜田通りや目黒通りなど大通りなら大丈夫ですが、「裏通り」と呼ばれる閑静な住宅地を通り抜ける近道で学生がワイワイやって通ると問題です。昔から伝統のように通学に使われている道ですが、白金・高輪の一等地ですから、品格がなくなります。この点はやはり、同じ学生として不満な点でした。

明治学院大学のおすすめ学部：文学部芸術学科

やはり、膨大なアーカイブがあるのが魅力的です。今の時代、映画を見るだけならスマホやＰＣでいくらでも見られます。しかし、ここにはそういったエンターテイメント作品ばかりでなく、貴重な映像資料、例えば、世界初の映画「列車の到着」という作品もあります。こういった普段みられない映画・映像を鑑賞し、そして読み解くという研究をしていくのですが、それを指導していただく教授陣が素晴らしいです。映画評論や社会学の分野で、様々な著書を記した方々であり、日本の映画研究の中で非常に高いレベルでの議論が展開されている学部です。こういった環境で、日本の映画評論界がますます発展することを期待し、この学部を推薦します。

明治学院大学に通って良かった？

学生生活においては、学内での勉学だけでなく、友人たちと遊びに行くのも楽しみの一つ、というかそれが多くを占めていますよね。白金キャンパスからは、渋谷や新宿までアクセスしやすく、飲みに行くのにも大変便利でした。さらに、キャンパスの周囲にも素敵なお店が多く、少人数で飲むときはそういった場所で、大人数の飲み会ならば都心へ出て、と利便性の高い立地でした。