神戸大学の評判・口コミ【工学部編】

神戸大学の特徴

神戸大学の特徴は「人間力」の高さです。神戸大学に在籍する生徒は、自ら生き抜く力が高いと言えます。特に、単に知識を吸収するだけではなく、得た知識を基にして社会活動などの行動に移す人が多いです。例えば、私の同級生には授業で学んだ知見や自己研鑽を基に大学生でありながら起業した人間がいます。また、知るカフェと呼ばれる学生専用のカフェは店員も全て学生であり、キャンペーンや企業誘致なども自らの手で行っています。こうした「人間力」が高い点が評価され、社会に出た後に有名企業の役員などになる人や社長となる人材も多くいます。

満足していること：進路・就職

一般的に大手と呼ばれる企業群への就職率が約30%と比較的高い水準にあるからです。神戸大学は三商大の一つとして知られ、特に経済学部や経営学部は名門として知られています。また、理系学部においてもIPS細胞を発見した山中伸弥教授を始めとした多くの研究者・技術者を輩出しています。このような実績から、就職状況も良好で大手商社や銀行、理系ではメーカーに数多くの卒業生が就職しています。私も今年度大手電機メーカーへの内定を勝ち取ることに成功しました。就職を意識しつつ、学術にも取り組める点が本学の強みです。

満足していること②：ゼミ・研究室

情報学のほぼ全ての分野を網羅していると言えるほどの教授陣のもとで、研究を行うことができるからです。特に、情報数学の分野や大規模な科学計算の分野は強みを持っており、日本で最も計算速度の早いスパコン「京」を大学の近くに要しており、その開発に携わった教授も在籍しています。私が在籍している研究室の担当教授も学会において委員長を務めるなど経歴も十分であり、なおかつ生徒への研究指導も非常に細やかであります。このため、自ら研究を提案し1から構築していく場合でも十分に国際学会の発表が可能な水準まで持っていくことができる環境であるといえます。

不満に感じていること：キャンパスの立地

山の上に大学があるからです。神戸大学は六甲台キャンパスに工学部や文学部、経済学部などの数多くの学部があります。しかしキャンパスは山の上にあり、大学に行くまでの道のりは全てほとんど上り坂になっています。そのため、夏は暑さの中登る必要があり体力的にも大きく消耗します。冬は雪こそ降りませんが、「六甲おろし」と呼ばれる六甲山から吹く風の冷たさと戦わなければなりません。そのため、多くの学生はバスを活用することが多いです。また、下宿生は坂を上り下りして買い物をする事が難しいため、原付を購入する人が数多くいます。

不満に感じていること②：授業

教養科目と専門科目が行われているキャンパスの距離が遠いためです。教養科目は国際文化学部のキャンパスで行われるのですが、私が通っていた工学部とは約500m程離れております。授業の間の休憩時間は20分と長めに設定されていますが、話しながら移動するとたちまち時間がなくなってしまいます。このため、急いでキャンパスを移動する必要があり、往復する場合は体力的にも消耗します。経済学部などは比較的近いですが、キャンパス間の高低差が激しいため、急な階段を登る必要があります。

神戸大学のおすすめ学部：経営学部

経営学部は神戸大学の歴史上最も古い学部であり、教育体制が整っているからです。経営学部に在籍する教授は経営学において一流と呼ばれる存在であり、偏差値的に高い大阪大学や京都大学に決して見劣りすることのない構成となっています。そのため、学部としての信頼も厚く就職先も花形と呼ばれる職種に付く人が多いです。学問として経済を学びたい方も、就職を見据える方もどちらに対してもおすすめできます。

神戸大学に通って良かった？

情報学に対する幅広い知識を学ぶことができたからです。私が卒業した情報知能工学科は、情報学に関する広い専門知識を身につけることを目標としています。そのため、離散数学や物理学といった理論分野から、回路などを組む情報学実験や制御理論といったハードの分野、およびAIやデータベースなどのソフトウェアの分野といった授業がカリキュラムとして組み込まれています。こうした多岐にわたる授業を受けることにより、知見が深まるばかりでなく未知の問題に対しても得た知識を組み合わせることで解決できるようになったため、神戸大学に通ってよかったと考えています。