東北文教大学短期大学部の評判・口コミ【子ども学科編】

志望理由

私は、四年制大学に進学する生徒がほとんどの進学校出身だったのですが、「保育に関する勉強がしたい」「短大を選んでみんなより早く社会に出たい」という思いが強くありました。先生や親からは猛反対を受けましたが、この大学を選び受験しました。受験に関してですが、私が通っていた高校の偏差値からするとこの大学は正直、勉強せずに受験しても受かるレベルだったので、もちろん合格しました。入学後も成績優秀者の返還なし奨学金をいただくことができました。

大学で勉強していること

私が入学した学科は子ども学科だったので、もちろん子どもに関することを学びました。短大なので四年制大学で学ぶことを二年間に凝縮したようなもので、決して楽ではなく、忙しい二年間でした。発達心理学、社会福祉、スポーツサイエンス、乳児保育などさまざまな科目があり、それぞれ子どもが成長していく上での心理の変化や必要な愛情、里親制度や虐待について、子どもが体を動かす時の仕組みやどのように教えればわかりやすいか、乳児期の子どもへの保育の仕方などを勉強しました。

満足していること：実習で現場を知れる機会が多い

実習が多いことは、この大学を選んだ理由のひとつでもあります。四年制大学でも保育士資格や幼稚園教諭免許を取得することができますが、私は実習の経験をたくさん積んで、現場を知ってから保育に携わりたいと思っていました。その点こちらは、実習がたくさん組まれているカリキュラムなので、保育現場の実態をよく知ることができました。普段の講義だけではわからないこと、実際子どもと関わってみてリンクして初めて学びになることがたくさんあります。保育現場の問題としてよく耳にする人間関係も、実習で感じ取ることができるのです。それらを経験した上で、本当に保育現場に携わりたいのかしっかり考えることができました。

不満に感じていること：先生と学生の関係に格差がある

この大学は四年制大学と短大が同じキャンパス内にあります。先生も科目によって重なっていたりします。そうなると、やはり四年制大学に通っている学生の方が先生と親しくなるのは当たり前のことかもしれません。それだけでなく、短大生の中でも、オープンキャンパスに参加している人、単純に先生に気に入られている人、部活やサークルを掛け持ちしている人などが、先生からいい対応をされているのが目に見えてわかる環境でした。私の友人の話ですが、先生から見てあまり授業態度が良くなかった学生には、卒業後の就職先に電話をしてまで「この人は学生の頃不真面目だったので」など不必要なことを伝えていることもあったそうです。

東北文教大学短期大学部のおすすめ学部：子ども教育学科

子ども教育学科は四年制大学の方にしかない学科で、入学時には教員や保育士、幼稚園教諭を目指す人が多くいます。しかし、短大の人が2年で学ぶことを4年かけて学ぶので時間にとても余裕があり、自分がやりたいことを考える時間もたくさんあります。途中で教員や保育士ではないことがしたくなっても、総合職を目指したり福祉を目指したりと応用が利きます。

東北文教大学短期大学部に通って良かった？

この大学に通って良かったと思うこと悪かったと思うことの比重が、五分五分だからです。私が高校時代からあった「保育の勉強をしたい」「みんなより早く社会に出たい」という思いは叶いました。私は保育とは直結しない職業に就いたのですが、私は結婚願望のある女性なのでいずれ母になる時にとても役に立つし、保育の勉強をしなかった人に比べ子どもの立場になって考えると思うので、この点は良かったです。しかし、先生との関係も悪く、短大で忙しかったのでバイトもろくにできず、実習や子ども学科だからという理由で髪型、服装、装飾等も厳しく、若い時だからこそできるファッションも楽しめませんでした。入学前のパンフレットや学科説明には全くなかった内容なので、大学で思い切り楽しもうと思っていた私にとって裏切られた感があり残念でした。