会津大学の評判・口コミ【コンピュータ理工学部編】

会津大学の特徴

主な特徴は在学中全てを通してプログラミングや英語に触れ続けるといったところです。入学後のオリエンテーションが終了すると最初に行うのがプログラミングの授業です。場合によっては担当教授が日本語をあまり話せない場合は入学後最初からいきなりプログラミング＋英語という大きな壁に当たることになります。UinuxというMacでもWindowsでもないOSのPCをメインで触ることになるため、他のプログラミングを学ぶ大学よりもコマンドを扱う機会が多くあるので、経験値が大きくなります。

満足していること：ゼミ・研究室

プログラミング自体の技術も向上しましたが、一番は正解のない答えをどのように導き出すかの思考力を養えた点です。他にもソフトウェア開発のためのチームのマネジメントの経験や、個人ではわからない複数人での同時開発も経験でき、自分の所属していた研究室はとても内容の濃い時間を過ごすことができました。チーム運営という点については、実際のお客さんを学内にお呼びして要望を聞き、実際に自分たちで具体策を提案し実装するという普通の学生では体験できないことをでき、とても満足しています。

満足していること②：進路・就職

現代は情報化社会と呼ばれエンジニア職の求人もたくさんあることが一つ理由として挙げられます。また大学では英語の学習にも力を入れているため、グローバル人材を欲している日本のIT企業としてはとても相性がいいということもあります。加えて授業では他の大学では便利なソフトを使うことで学ぶことのできないプログラミングの基礎中の基礎から学び、その後研究室にもよりますが色々なプログラミング言語を使用するため、核心的な部分の理解度が深く、高く評価されることが多くありました。

不満に感じていること：授業

授業が不満というのは、内容についてが１つ、学内の体系的な部分について１つあります。まず内容については、基本的な部分を学べることはとても良いのですが、教授によっては現代ではほとんど使わないくらい古い技術を平然と教えることがあるため少し講義を受ける身としては疑問が残りました。体系的な部分についてですが、大学には多国籍で色々な人がいるせいか、授業についての統制が取れていないという点があります。同じ授業でも担当教授によって内容が違うこともあり、学生が困ってしまうこともありました。

不満に感じていること②：キャンパスの立地

場所が福島県の会津という山奥にあり、しかも周りには目立ったIT企業がそこまで多いわけでもないというとても微妙な状態です。大学の卒業生が立ち上げたベンチャーや、少し大きな企業の工場があるにはありますが、IT専門の大学としては他の色々な企業に触れるチャンスが少ないのは悲しいと思いました。何か技術者向けのイベントがあっても北か南へ高い交通量を払って長い時間をかけて行かねばならず、学生の資金力を考えると安いものではありませんでした。

会津大学のおすすめ学部：コンピュータ理工学部

この大学は１学部１学科なので、そのさらに細かな部分について述べると、おすすめは画像処理系やロボット工学系、宇宙工学系が良いと思います。画像処理系やロボット工学系は流行りの自然言語処理に触れたり、宇宙系はJAXAの生データなどを使うことができます。

会津大学に通って良かった？

授業が多少微妙であったり、立地が悪いなどの条件はありますが、自分の向上心の持ち様で色々なことにチャレンジできる環境があるので自分としてはよかったと思っています。時代の波に乗り、IT分野のスペシャリスト、またはプロジェクトのマネジメントをするシステムエンジニアなど、やり方次第で色々な道があると思います。大学は義務教育でなく、個人の自主性が求められると言われていますが、まさにそれを実践しているかどうかが人によってはっきりわかる面白い大学です。