神奈川大学の評判・口コミ【理学部編】

神奈川大学の特徴

神奈川大学では給費生制度というものがあり、一般入試よりも早く実施される給費生試験に合格すると、学費の免除と少しの生活費の援助が得られるようになります。給費生試験は一般入試よりも難易度が高く設定されていますが、そこを突破すると私大でも金銭的な余裕が生まれるので、大学選びに迷ってる方は是非チャレンジすることをオススメします。また、私の通う理学部は発足したてですが、各学科の教員や研究内容・講義内容共に非常に充実している上、特殊な「総合理学プログラム」という学科があります。この学科には、2年までは理科を広く学び、3年から専門の他学科に分属されるというシステムがあり、学科選びに困っている人や理科が苦手な方でも理系に進めるようにバックアップがあります。神大には理系のイメージはあまりないかもしれませんが、このように理系の方でも充実した大学生活を送ることが出来ると思います。

満足していること：キャンパスの環境

本部のキャンパスは横浜にあり、もう一つ私の通う湘南ひらつかキャンパスは平塚市の山の奥にあります。一見、山奥というと引け目に感じられがちですが、理学部の中には山や崖が近いという立地から、フィールドワークを行う研究室や授業もあります。大学の近くに何もないため、学生は暇つぶしに図書室へ足を運び、そこで本を読んだりレポートを書いたり、勉強をしたり…と勉学に励むにはもってこいの立地となっています。湘南ひらつかキャンパスは近いうちに横浜のみらとみらいへ学部が移転する予定だそうなので、また違った充実した大学生活を送れるのではないかと思います。

満足していること②：ゼミ・研究室

生物科では、3年生から研究室の仮配属があり、1つの研究室あたり2～6名ほど配属されるようになっており、普通の研究室では5～6人の卒研生が在籍するようになっています。4年生に上がると、研究室ごとに進行具合は全く違ってきますが、いくつかの研究室では長野へ合宿に行き、そこで進捗発表をしたり研究のテクニックについてみっちりと教えてもらえたりするそうです。合宿は4年生の早い段階で行われるので、まだ慣れない同期のメンバーとの交流も深まると思います。

不満に感じていること：サークル

湘南ひらつかキャンパスは本部の横浜キャンパスに比べて、サークル数や活動している部活数とても少なく、選択肢がとても狭いです。周りの友人の7割くらいはサークルに入らず、みんな交友関係を広げる幅も狭くなっています(他にも友達を作れるチャンスは設けられてるので安心してください！)。まあ、キャンパスも山の奥と隔絶された場所にあるため、授業が終わったら「帰るだけ」「バイトに行くだけ」、空いた時間では「スマホいじって友達としゃべる」「レポートを書く」といった具合に、大学内で暇になってしまう時間がとても多いです。

不満に感じていること②：授業

湘南ひらつかキャンパスには国際経営学部、いわゆる文系の方と、理学部という理系の方が混在しています。そのため、学部共通の授業ではやる気のない文系の学生が教室の後ろでずっとガヤガヤして、真面目に取り組もうとしている他の学生達が迷惑を被っていることが多々あります。先生によってはそういう人達を放置することもあり、席取りを上手く行わないとまともに授業が受けられない、ということがたまにあります。(授業が始まってしばらくすればやや静かにはなります。)

神奈川大学のおすすめ学部：理学部

自分の通う生物科学科のことしかよく知りませんが、授業の充実具合や教授のレベルも熱心さも申し分ないこともあって、院進学を検討する学生がそこそこいます。私もその1人です。また、入学当初は理科が好きだけど苦手…だった方も、「総合理学プログラム」のシステムによって、専門の学科の方達に引けを取らないような学力レベルを持っています。このプログラムを出た先輩は、他の大学の大学院に進むところまで伸びて行きました。やる気や理科好きな気持ちがある方にはとても良い学部だと思います。

神奈川大学に通って良かった？

生物学を広く詳しく学びたい、というつもりで選択した大学ですが、偏差値があまり高くなかったので、始めの頃は授業内容の薄さに不満があるんじゃないかと思っていました。しかし、生物科学に揃えられた教員はどの先生もレベルが高く、他大学に劣らない質の高い授業ばかりで大変満足でした。先生方も学生へ教えることに熱心な方が多く、やる気のある学生にとっては非常に学びやすい環境だと思います。給費生制度について早く知っていれば、アルバイトもそこまでせずに暮らすことができ、ストレスフリーな中で勉強に励めたと思います。