熊本県立大学の評判・口コミ【環境共生学部編】

志望理由

国公立の農学部に行けるほど頭が良くなかったので、環境について学び、地元で公務員または研究職として就職するつもりで進学しました。また、私の家は裕福ではなく親に負担をかけたくなかったので、県立の大学で私立よりも学費が安く、経済的にも適していたのでここにしました。事前には森林、農学、水環境、素材と広く分野を学べる点にも惹かれていました。立地も九州では比較的栄えている熊本市内で周辺環境に文句がなかったのも理由としては大きいです。

大学で勉強していること

地球環境について学びました。一学年では英語・数学・物理・社会と高校のような一般教養が多く、二学年から本格的な専門の講義が始まりました。森林学、海洋学、植物学、物理学、素材系と広く他の大学の専門学科よりは、どれも浅くしか学ぶことができませんでした。一つに絞った学びのスタイルではないため、将来の専門性としては他の大学よりも劣ると言わざるを得ないです。研究室では実験に関わることができます。研究職につくならば院まで行くべきです。

満足していること：キャンパスでのびのびと過ごせる

熊本の東区という、中心から少し離れた緑の多いキャンパスでのびのび学べます。施設は掃除が行き届いているので、綺麗で清潔です。熊本地震で被害を受けましたが、少しずつつ修復されていました。図書館も四階立て(通常利用は3階まで)で、広くて良かったです。パソコンを使える部屋も5箇所あり、研究室のある棟では講義で使われない時間にはPhotoshopやイラストレーターも自由に使うことが出来ました。施設はしっかりしていたと思います。

不満に感じていること：深い専門性は身に付かない

環境資源学科は広く浅く学ぶスタイルであったように思うので、専門性で他大学と比べてコンプレックスを感じてしまいました。一つの学問について学ぶのでないため後々、あれを学んだ意味は何だったんだろうと考えてしまいます。就活を考えるなら、総合管理学部を選んでおいた方が無難です。総合管理学部ならばオフィスワーク全般のスキルを学ぶことができると思います。パソコンスキルの資格なども在学中にしっかりとらせて貰えるかと思います。

熊本県立大学のおすすめ学部：総合管理学部

オフィスワークで就職する際に誇れる学部です。ウェブを作る研究室などあり、将来性を考えるともっとも就職の幅が広い学部だと思います。入学の際は一番入りやすい学科と言われますが、劣っているところはないです。

熊本県立大学に通って良かった？

就活に失敗したからです。実験のスキルは多少身に付くのですが、既卒となった場合には覚悟してください。地方という土地柄もあって環境系学科で勉強したとはいえ、そのスキルを求める企業も少なく就職はとても厳しいです。大学在学中は適度に学習しつつ、SPIと一般教養、面接練習、車の運転練習を必ずバイトをやりつつ頑張って下さい。そうすれば就職できると思います。環境資源学科からの学生は公務員や科学系企業(数社しか選択がない)に行く人が多いです。