秋田大学の評判・口コミ【国際資源学部編】

志望理由

地元である秋田県に貢献したいと思い公務員を目指していたため、秋田大学を目指し始めました。その際高校の先生に、この学部なら公務員を目指した勉強ができるのではないかと薦められ、今の学部を意識し始めました。私が入学する2年ほど前に新設された新しい学部だったため、情報が少なかったので情報集めには苦労しました。入試はセンター有り推薦で合格しましたが、後に続く前期、後期試験共に同じ学部を受験することを考えていたので、他の大学、学部は一切考えていませんでした。

大学で勉強していること

その学部の名前の通り「国際」と「資源」の分野に分かれて勉強しました。「国際」の分野ではグローバルで活躍する人材を育成できるように、授業の大半は英語で行われます。ただし経済学や統計学、政治学など、日本語を使用しないと理解ができないような専門的な講義は日本語で行われました。「資源」の分野では、海外のエネルギー事情は勿論、石油の生成の仕方、鉱物・鉱脈などの専門的な講義、地質の見分け方、そして石油や鉱物を取り引きするための交渉の方法など”現場で働く人”を意識した講義が沢山ありました。また大学3年次には「海外資源フィールドワーク」という、1ヶ月ほど海外実習をしなければならないプログラムがあり、そこでその国ならではの資源事情や文化、伝統などを学びました。

満足していること：3年次に海外実習が行われる

3年次の「海外資源フィールドワーク」は単位の一環であり、これらを履修しないと進級することができません。1ヶ月弱、海外で過ごすことになるので日本とは違う雰囲気を楽しむことができます。行くことができる地域はゼミナールの先生によって違いますが、アメリカやスウェーデン、オーストラリア、ポーランドなどの地域や、ボツワナ、インドネシア、パプアニューギニアなど人生でなかなか行く機会の少ない場所に行く機会を得て、自分の価値観を見直す貴重な経験をすることができます。

不満に感じていること：講義が専門的すぎる

人によっては利点だと思うかもしれませんが、講義がとにかく専門的で難しいです。国際関係の講義は非常に分かりやすいのですが、資源関係の講義は、現場で今も活動している教授が教えてくれることもあり、専門用語が飛び交い1から勉強する学生にとっては厳しいものがあります。3コースあるうちの1コースは文系コースなので、余計に難しさを感じると思います。どうしても資源関係の仕事に就きたいと言う強い希望を持っている人物であれば、とても有意義でためになると思います。

秋田大学のおすすめ学部：教育文化学部 地域文化学科

この学部学科は周りに比べると自由な時間が多いです。秋田で就職する卒業生が多い点などから考えると、秋田で就職を考えている人にとってはとてもいい学部だと思います。また、この学科では必ずしも教職員免許を取らなくてもよいため、まだ将来の進路を決めかねている人にとっては在学中に考えるチャンスがあります。総合的にみてよい学部学科です。

秋田大学に通って良かった？

他の学部に比べると比較的忙しい学部だと言われています。その分将来役に立つ濃い勉強をすることができるので、これらの経験は決して無駄にならないと思います。なにより短期間ではありますが海外で過ごしたことはとてもよい経験になりました。こういった海外実習の経験は話のタネにもなるので、就活では結構有利だと思います。立地や講義内容、冬は厳しい点などいろいろ不便に思った点を差し引いても、自分の能力を高めることができたことの方が印象に残っているので、秋田大学に入学できて良かったです。