大阪府立大学の評判・口コミ【工学域編】

志望理由

当時、将来は医療に関わる仕事がしたいという思いがあり、高校時代は化学が好きだったので、化学から医療に関する研究にアプローチできそうな学部を第一軸として考えていました。また、地元を離れて一人暮らしをして自立をしたい、できれば都会に住みたいという思いから、第一志望で大阪大学、第二志望で大阪府立大学を受験しました。結果として第一志望の大阪大学は残念ながら不合格でした。一方、第二志望には合格したため、大阪府立大学に進学することにしました。

大学で勉強していること

入学後、3年生までは無機から有機まで全般的に化学を勉強しました。その他、一般教養科目や第二外国語としてフランス語を勉強しました。4年生で研究室配属があった際は、がん免疫療法の研究を行なっている研究室を希望しました。そちらで修士2年まで生体高分子化学を中心に、生化学や高分子化学、免疫学等の知識を深めていました。

満足していること：研究に熱心

装置の貸し借りや共同研究など、他の研究室との協力や連携が活発に行われていた印象があります。同じ学部学科内でも研究分野が幅広く分かれており、自分のやりたいことを見つけやすい環境にあったようにも感じます。ユニバーサルスタジオジャパンとほぼ同面積と言われている広大な敷地には、新しくて綺麗な研究棟がいくつも立ち並んでいます。以上のような環境のためか、他大学と比べて理系文系問わず、修士に進んで研究を熱心に行う学生が多かったです。

不満に感じていること：自転車の通行が多い

立地的に駅から徒歩20分弱かかる点、敷地面積が広大で学内移動に時間がかかる点から、ほとんどの学生が自転車を保有し、大学構内を自転車で移動していました。さらに周辺が平坦な地形であることから自転車使用率が高く、周辺住民が大学構内を自転車で突っ切ることも多々ありました。そうした状況から、大学内の自転車の通行量がかなり多かったです。実際に自転車同士の衝突事故も起きています。一部区間を自転車通行禁止にする措置は取られていましたが、ルールを守らない人もいるので危険であると感じていました。

大阪府立大学のおすすめ学部：工学域

化学系、電気系、機械系と3種類の学科があり、その学科の中でも研究分野が細かく幅広く分かれているため、自分のやりたいことへのアプローチが分かりやすいです。やりたいことが見つかっていない人にとっては視野が広がりやすいと思います。また、成績次第では学科間の転学が可能です。

大阪府立大学に通って良かった？

第二志望で入った大学であるため、入学当初はモチベーションが低かったです。しかし、自分の学部が中期日程しかなかったこともあり、周りの友人たちはみな同じ境遇であったことでお互いを理解しやすかったためか、居心地がよかったです。また、元々の目標であった医療に関する研究をしたいというところで、実際に生化学系の研究室でがん免疫療法の研究ができたため、自分にとってとても充実した時間を過ごせたと感じています。