聖心女子大学の評判・口コミ【文学部編】

聖心女子大学の特徴

聖心女子大学では、2年になるまで学科が分かれず、1年生の間はジャンル問わず興味のある授業を受けられます。それを元に2年以降の進路を決めることができ、多くの分野に興味を持った場合「副専攻制度」により、専攻外の分野も専門的に学ぶことができます。副専攻制度のみで選択できる分野もあり、「ボランティア副専攻」は特に人気で、さまざまなボランティアに授業を通して参加することができます。また、第二外国語を2年間必修という形で深く学ぶことができ、3年4年の授業に存分に活かすことができました。

満足していること：キャンパスの立地

キャンパスが広尾にあり、都会でありながらキャンパス内はゆったりとした空気がながれ、静かで落ち着いて授業に取り組むことができました。交通の便もよく、授業の後はすぐに遊びに行くこともできますし、何よりフィールドワークや実習に行って、また大学に帰ってくるのにストレスが全くありませんでした。同じ広尾に国立の有栖川図書館がありますので、非常に専門的な書籍がたくさんあり、取り寄せたりもできるので、研究にとても役立ちました。

満足していること②：ゼミ・研究室

こぢんまりとした大学なので、先生方も学生に寄り添い、手厚いサポートで研究を後押ししてもらえます。ゼミは3年生から始まり、必修なので少人数で仲良くなれる機会も多いですし、質問もしやすく、深く学ぶことができます。希望のゼミに入れなくても、授業の後などほかのゼミの先生に助言をいただける機会も多く、幅広く学ぶことができます。ゼミ室などはありませんが、共同の広い学生研究室があるので、ほかのゼミと刺激し合いながら研究生活を送ることができます。

不満に感じていること：キャンパスの環境

キャンパスは坂の上にあり、生協やコンビニなどがないので、買い物に行くのに「下山」せねばならず(学生はそう呼ぶことがおおいです)、ヒールを履いている女子大生にはきついこともあります。そのわりに学食があまり充実していないうえに値段が高いので、今日はお昼ご飯はどうしよう？と困ることがあります。またキャンパス自体が小さいので、駐車場などがなく、自転車・バイク通学は禁止なので、不便なこともありました。

不満に感じていること②：進路・就職

就職率はいいですが、ほとんど事務職や一般職で就職する学生が多く、総合職を目指す学生にはさほどサポートは手厚くありません。総合職に付いている先輩もさほど多くないので、OG訪問もとても苦労します。キャリアセンターも狭いので、多くの学生が訪れるとすごく騒がしく、スタッフと面談するのに待つことも多いです。また、進学する人数は少なく、キャリアセンターもほぼ情報を持っていないので、一層自力で頑張る印象が強く、孤独を感じている学生も多いです。

聖心女子大学のおすすめ学部：文学部 国際交流学科

2年間学ぶ第二外国語を最も活かせる学科であり、就職率もいいです。アナウンサーや総合職への就職率がダントツによい学科ですし、留学制度も充実しているので、希望どおりの職種に絶対つきたいという学生にとって、最も有利な学科と言えます。

聖心女子大学に通って良かった？

勉強に関しては環境は整っていましたが、大学生活を充実させる、サークル活動、学生団体の活動に関しては、外部でどれだけ自分に合った団体を見つけられるかが鍵になってきます。学内の団体で楽しく過ごす学生もいますが、少数です。選択肢が広がるという面では、学外の団体にたくさん目を向けられるので良かったですが、大きな大学の学生のような強い愛校心は育まれませんでした。また、大学も狭く、不真面目な学生に出会う機会も多いので、勉強のモチベーションを保つのも自分次第です。