茨城大学の評判・口コミ【人文学部編】

茨城大学の特徴

茨城大学には、プロジェクト実習という授業があります。今は必修科目ですが、私が取った時は選択科目でした。この授業では、先生が何かを教えるのではなく、生徒が自主的に動き、活動していきます。プロジェクトは、過去に先輩方がやっていたものを継続発展という形と、全く新しいプロジェクトを立ち上げる形の両方があります。参加者はどちらかの形でプロジェクトを立ち上げ、授業のほかの生徒にプレゼンをし、メンバーを集めます。その集まったメンバーで、具体的に何をやって行くか、どう実施するか、実施にあたっての必要なものや経費などを考え、それらをどう調達するかを計画し、実施して行きます。この授業は完全に学生主体であり、社会を知る、自主性を養うとてもいい機会です。さらに、グループで動くため、協調性やグループでの自分の動き方なども社会に入る前に知ることができます。

満足していること：授業

留学生と一般の日本人生徒が一緒に受けられる授業がいくつかあります。短期の言語留学の留学生は、日本語の能力により、一般生徒の授業を受けられないことが多いです。しかし、茨城大学では、あえてそういう制限をせず、一緒に受けられる授業をいくつか設けています。そういった授業はほとんどグループ学習の形を取っていて、一つのテーマを設けて、それについて討論、調査し、グループでまとめ、発表します。また次のテーマでグループを変えて、同じように討論から発表まで行い、たくさんの人や考えを授業の中で触れられます。そうすることで、日本人も留学生も自分にない考えや文化に触れることができ、自分の世界を広めることができます。

満足していること②：ゼミ・研究室

ゼミはその年によって人数が変わります。しかし、ゼミの時間は人数に関係なく、全員で討論を行います。論文を事前に全員で同じものを読み、ゼミの時にその論文について討論を行います。さらに卒業論文の時は、ゼミ生が書いたものを全員で読み合いをし、ゼミの中でそれぞれ意見を出し合います。人の論文を評価することで、自分の問題点も見つけやすいし、見てもらうことで、自分では気づかなかったものに気がつきます。また、論文を正しく評価する力が養われ、自分の論文を読み直す時に問題を発見しやすくなります。

不満に感じていること：キャンパスの立地

茨城大学は茨城県水戸市にあります。しかし、水戸市の中心ではなく、駅からバスで約25分かかるところにあります。駅から離れているため、多くの学生は大学の近くにアパートを借りていますが、水戸市の中で大学周辺のアパートの家賃は高いほうです。さらに、後期試験までかかる場合、結果発表から入学までの期間が短く、前期や推薦入学の人よりも遅く部屋を探し始めるため、大学から少し離れた、家賃の高めの部屋しか残ってないのは毎年のことです。

不満に感じていること②：キャンパスの環境

茨城大学にはキャンパスが3つあります。工学部、農学部は2年からそれぞれ専用のキャンパスに移ります。しかし、1年の間は全員が水戸のキャンパスにいます。それに対し、学食はそれを考慮した大きさではないです。毎年新入生が入ってくる4月は学食が混みすぎて、並んでたらお昼休みの時間が終わってしまったというケースもあります。6月頃からは大体落ち着いて、並ぶ人は減りますが･･･。とにかく4月から6月の間はとても混み合っていて、授業が少しでも伸びたらご飯が食べられないということも少なくないです。

茨城大学のおすすめ学部：人文学部

一番時間を自由に使える学部です。自分のやりたいこと、サークルでも、校外の活動でも時間を十分に使うことができます。勉強が好きな人には、必修以外にもたくさんとれる講義があり、さらに自分で進めた研究も先生方が指導してくれます。

茨城大学に通って良かった？

大学ではたくさんの人と出会うことができ、自分の人生観に大きい影響を与えてくれた人とも出会えたからです。その方たちと出会えたおかげで、4年間で成長ができ、自分の欲しい人生、やりたいことなども見えてきました。また、自分にむいている勉強法や、長所短所など、自分自身についても、もっと知ることができました。たくさんの経験があったからこそできた自信や、自分を知ってるからこそ向き合うことができたことも、卒業後にたくさんあったので、大学に入って良かったと思っています。