山口大学の評判・口コミ【教育学部編】

山口大学の特徴

山口大学には、吉田キャンパスと常盤キャンパス、小串キャンパスの3つがあります。1年生は全員、共通科目を受けるために吉田キャンパスに配属されます。2年生から4年生の工学部は常盤キャンパス、2年生から4年生の医学部は小串キャンパスへ、他の学部の生徒は吉田キャンパスのままです。2年生になるとキャンパスは同じでも、別々の棟で勉強をするようになっています。また、それぞれのキャンパスにおいて学園祭があり、それぞれの学部の人たちが主催となって盛り上げています。

満足していること：サークル

私はマンドリングラブという音楽クラブに所属していました。アットホームな雰囲気で、時間も自由に練習ができます。楽器自体の音も大きくないので、家に持ち帰って練習をしたり、大学の空きコマを使って練習をしたりしていました。部活時代の活動は毎週月、水、金の18時から21時でしたが、21時以降練習をしてもかまいませんでしたし、夜が明けるまで部室で話していることもできました。そのため、1年生の頃から演奏会用の難しい曲も弾けるようになったりなど、大きく成長することができました。

満足していること②：キャンパスの環境

キャンパスの周りはアパートとスーパーばかりで、他は田んぼや自然に囲まれていました。静かで勉強するにはうってつけだったと思います。大学内や外にもたくさんの桜が植えてあり、春にはとてもきれいな風景になり、外でピクニックをする生徒もいました。また、敷地内もかなり広く、自転車と歩行者、自動車それぞれの道路の整備もきちんとしていました。キャンパス自体もかなりきれいに清掃が行き届いており、学生の落書きなどもなく気持ちよく過ごせる環境でした。

不満に感じていること：ゼミ・研究室

自分のやりたいことは音楽で、ホームページにもそういった研究室があると書いてあり、それを目標に入学をしたのですが、私が4年生になる時にはその研究室の先生が定年ということで、後継者もおらず、ゼミがなくなってしまうということでした。似たようなゼミがもう一つあり、そこで研究をしていたのですが、先生との馬が合わず、時間の拘束もかなり多く、融通が利かないことが多かったです。また、ゼミの先生も私の本来やりたかったことを知っていながら、研究をきちんとさせてくれなかったので、不満が残りました。

不満に感じていること②：留学制度

留学といっても短期留学で、夏休みにたった１カ月間だけのものです。そのため、勉強をしに行くというよりは、その国へ遊びに行き、どんな国かを知りに行く程度で、単純な海外旅行と大差がない点です。実際友人が留学に行ったのですが、留学先はほとんど同じ日本人のいるところで、語学の勉強にもならず、長期で旅行に行っていたようなものだと言っていました。留学をしたというだけで、大学側から単位が出るというのも少々疑問に思う点でした。

山口大学のおすすめ学部：教育学部

学部ごとにも特色がありますが、教育学部内にもたくさんの個性を持った方々がいます。学科ごとに様々で、芸術科目の生徒は服装が奇抜であったり、理系科目の生徒は地味だったりします。教育学部では教員免許の取得が必須ですが、そのための授業では様々な学科の生徒が一堂に会するので、多くの人と交流を深めることができます。コミュニティの輪がとても広がるので、教育学部がおすすめだと思います。

山口大学に通って良かった？

勉強自体は100%満足がいくものだったとは言えませんが、自分自身がやりたいことは、先生が定年するまでに学べる分は学ぶことができたと思いますし、それを活かした仕事もできていると思います。また、サークル活動に重きを置いていたので、部員の方とはとても仲良くなり、卒業した今、離れ離れになっても定期的に遊んだりするなど、ずっと付き合っていける人間関係を築くことができたと思います。また、クラブ活動は社会人になってからも続けていっているので、いい財産になりました。