文京学院大学の評判・口コミ【保健医療技術学部編】

文京学院大学の特徴

文京学院大学では、1年次に全学科の学生が受ける共通科目として「人間共生論」というものがあります。これは本学の創立者の功績を学び、「仁愛」「勤勉」といった本学のめざす学生像、社会に出てからあるべき姿を学びます。また、全学生に共通して行われる催しに「てっぺん」というイベントがあります。これは、「私はこれを頑張った・こんな活動をして自分は変わった」など、てっぺんを目指す学生が自らの体験を話すイベントです。社会的に大きな活動に参加した人もいれば、自分の身の回りのことを話す人もいて、様々な学生が自分を磨くため努力している姿を見て、自分も何かしてみたいとやる気をかき立てられます。

満足していること：キャンパスの立地

本学のキャンパスは東京都文京区向丘にあり、東京大学と徒歩3分の距離にあります。また、駅は東京メトロ南北線の東大前駅が一番近く、駅の出入り口が学校の校舎に隣接しているほどです。遅刻の心配もほとんど無く、快適に通学ができます。後楽園、駒込などが近いので、学校終わりに遊びに行くにも便利な土地かと思います。先ほども書きましたが、東京大学と近いことから散歩がてらに東大キャンパス内に入り、学食を食べたりすることも楽しみの一つです。

満足していること②：授業

臨床検査学科は、臨床検査技師国家資格をとることを目標とし、それに合わせたカリキュラムを組まれています。そのため、選択授業などの自由度は他学部よりも低くなりますが、学科の全員が同じ授業を受けるので、顔見知りになれるし、団結力をもって勉強に取り組めます。高校までの授業風景とあまり変わらないような一面もあります。また、校内の実習施設が充実しており、超音波検査や脳波検査をはじめ、検査機器が十分な台数備わっていることで、一人一人が機械を触っていられる時間が確保されます。それ以外にも、様々な科目の校内実習や3ヶ月に及ぶ臨地実習も含め、体で覚える機会がたくさんあり、存分に勉強に励める環境であるといえます。

不満に感じていること：ゼミ・研究室

4年生になると卒業研究のため研究室に入ります。研究室の先生には、国家試験対策、卒業までのアドバイザーとしてお世話になるのですが、研究室によって指導方針に差があるのが難点です。自分の勉強ペースを確立できていない学生が、あまり厳しい指導をしない先生の研究室に入ると、切り替えが上手く出来ず、国家試験対策に遅れが出てしまうということがあります。そのような自分にどうしても甘くなってしまう人は、厳しく指導してくださる先生の研究室に入った方が身のためだと思われます。

不満に感じていること②：キャンパスの環境

東京都心部ということもあり、キャンパスが少し狭いというのが不満な点です。グラウンドのようなのびのびと過ごせる場所はほぼありません。学園祭もここにある中庭で行われるので出店などの規模は小さく、あまり声を大にしては呼び込めないほどです。また、臨床検査学科が過ごす校舎は他学部の教室とは違い別館にあるため、他学部との交流は全くなく、缶詰状態で勉強しています。本館にある大学総務や図書館に用事がある場合も、歩道橋や少し離れた横断歩道を渡る必要があるため、不便だと感じるときもあります。

文京学院大学のおすすめ学部：保健医療技術学部

保健医療技術学部は、臨床検査学科の他に理学療法学科、作業療法学科、看護学科の4つの学科が備わっています。4学科とも1年次は埼玉県のふじみ野キャンパスで勉強をし、医療に携わる人になるための合同授業もあります。また、昨年度から、4年次にも合同授業が開始され、4年間それぞれが学んできたことを結集し、チーム医療がどんなものなのか体験する場が出来ました。医療に携わる人として、技術面も精神面も多くの学びがある学部だという点でおすすめします。

文京学院大学に通って良かった？

専門的な技術を学ぶにはもってこいの環境だとは思います。授業は、外部から権威のある先生が来てくださることもありますし、周辺にある東京医科歯科大など、より高度な研究をしている大学、専門機関に卒業研究のために通うことができたりと、勉強する環境は十分に整っています。また、研究発表に力を入れている研究室があったり、大学院生の先輩がアドバイザーとなって相談できる研究室があったりと、頑張って勉強したい人を応援してくれる環境は出来ていると思います。