学習院大学の評判・口コミ【文学部編】

志望理由

私は派手な雰囲気が苦手で、大学を選ぶ際には落ち着いた雰囲気のあるところを選びたいと考えていました。また、受験のモチベーションとして偏差値もできるだけ高めのところを受験したいという思いがありました。学習院大学は偏差値も高く、キャンパスの雰囲気もとても落ち着いていて、何より緑がたくさんある空間で過ごせる大学生活に憧れがあったため、とても惹かれました。学部は経済学部と迷っていたのですが、以前から言葉や物語に関心があったため、文学部の日本文学科を受験したいと思いました。受験した結果、無事合格することができました。

大学で勉強していること

一年次は主に日本語学、日本文学について幅広く学び、二年次には日本文学系と日本語教育系に分かれて学習します。系統が分かれても、自分の関心に従って自由に両方の分野を学ぶことはできます。今のところ、対面授業があまりないことがとても残念ですが、教授の中にはラジオ風に社会言語学の授業を行ってくださる方、zoomのチャット機能を積極的に使用して活発な意見交換が可能な授業を行ってくださる方もいて面白いなと思いました。二年次には、宇治拾遺物語がいかに面白い説話文学であるか楽しく学べる授業があり、文学を学ぶことの魅力を感じることができました。日本語教育に関する学習にも力を入れている学科なので、日本語話者であるとなかなか意識することのなかった日本文法の不思議について客観視する機会が多く、難しいと感じることもありましたが、改めて日本語の奥深さに興味を抱くことができました。

満足していること：陶芸に打ち込める環境がある

陶芸研究会というサークルでは自由に作品作りができます。大学内に電動ろくろや電気釜があり、部員はそれを好きなだけ使うことができます。活動日も自由なので好きな時に作陶することができます。現在はコロナ禍で活動日がイレギュラーなところもありますが、感染対策をしながら落ち着く環境で陶芸に打ち込むことができるのでとても楽しいです。芸術大学でなくても大学内で陶芸に挑戦できる環境が揃っている大学はなかなか珍しいと思うので、入学前からそのような点で魅力を感じていました。

不満に感じていること：授業が学費に見合っていない

コロナ禍という情勢下では仕方がなかったこともあると思いますが、一年生の頃に一度も対面授業を行うことがなかったのに対し、大学に支払った金額が高額なままであったことは非常に不満です。音声を録ったり動画で配信してくださる教授もいらっしゃいましたが、中にはレジュメだけを配布するだけの教授もいらっしゃいました。どの大学でも言えることかもしれませんが、現在もやはり学費とオンライン授業の不均衡は解消できていないと感じます。

学習院大学のおすすめ学部：経済学部

一年次からゼミがあるため、他学部に比べて他の学生と交流できる機会が多いように感じます。また、経営学科のマーケティングのゼミでは実際に商品の開発をして販売したりすると夏のオープンキャンパスの模擬講義で知り、とても実践的で楽しそうだなと思いました。

学習院大学に通って良かった？

コロナ禍でオンライン授業が続いているため、魅力的なキャンパスに満足するほど通えていません。サークル活動も合宿ができなかったり積極的に参加することが難しい状況ですので、まだこの大学の学生として生活しているという感覚があまりありません。今後、毎日登校して対面授業を受けたりサークル活動に打ち込めるようになれば、この大学に通って良かったと思える楽しい出来事に出会えるかもしれませんが、就職活動が始まることを考えると大学生活をどう締めくくることになるのか正直わかりません。しかし、祖母が学習院大学に入学したことを聞いてとても喜んでくれたため、その喜んでくれた顔を思うとこの大学に入学して良かったのだと思います。