北海道医療大学の評判・口コミ【心理科学部編】

満足していること：授業

北海道で臨床心理を詳しく学べるのは北海道医療大学ともう1校だけです。北海道医療大学は医療系の総合大学であり、臨床心理の学部を開設してからの歴史も長い大学です。そのため授業もしっかりしており、授業のカリキュラム上、パソコンなどの社会人になるために必要な技術も身につけることが可能です。また、１年生時に他職種連携という他学科の生徒と交流しながら事例を解決していく授業があり、他学科の生徒とも交流を深めることができるので友達が多くできます。

満足していること②：就職

私の専攻している臨床心理学科は、他の学部と違い、学部で進路が確定するわけではありません。例えば、薬学部であれば、基本は薬剤師になり病院や薬局に就職することでしょう。なぜなら、国家資格があるからです。リハビリテーションや看護も福祉もすべて国家資格があるため、就職先はもちろん自らの通っている学科に準ずるところになるでしょう。しかし、臨床心理学科はそのような国家資格はまだなかったため、就職状況は人それぞれです。実際に臨床心理学科の就職先を調べてみると半数以上の方が一般就職を望み、一般企業に勤めています。もちろん、心理系に就職する人もいれば、公務員になったりする人もいるため、臨床心理学科でのカリキュラムは全ての進路に対応できるように組まれています。

不満に感じていること：キャンパスの立地

北海道医療大学は、最寄りの駅自体に大学名がついています。北海道医療大学駅ということです。なぜ駅名に大学名が入っているのかというと駅と大学が直結しているためです。最寄りの駅に降り立ったらもうそこは大学の敷地内になります。駅からのアクセスはとてもよく満足していますが、大学に到着するまでの電車に乗っている時間が非常に長いです。北海道医療大学駅は学園都市線の終着です。快速があるわけでもなく、各駅停車のみのため、札幌駅から電車に乗り大学へ向かおうとするとおおよそ50分程かかってしまうことに不満を感じています。

不満に感じていること②：キャンパスの環境

北海道医療大学は現在8学科から構成されています。生徒数は計3000人を超えています。しかしながら、大学構内にお昼を食べたり、何かを買うことの出来る施設が非常に少なく狭いのです。北海道医療大学ではお昼に利用できる学食は3つあるのですが、一人暮らしの学生には少し高めの値段設定となっています。そのため、多くはお弁当持参かコンビニで済ますのですが、コンビニも構内にセイコーマートが1つのみ。お昼時はレジでお会計するまで10分以上並ぶこともあり不満に感じます。

北海道医療大学のおすすめ学部：薬学部

北海道医療大学の中で薬学部は長い歴史をもっています。そのため、先生方や就職先にも太いパイプがあることが多いようです。１年生の時から実習で薬局などに行くため、１年生の時から専門性の高い現場の雰囲気を味わえる良い機会だと思います。

北海道医療大学に通って良かった？

不満もさまざまありますが、臨床心理学科は他の学科と違い、1年生のときから授業があまり詰め込まれていません。1年生では基礎を身につけ、2年生では専門性が増し、3年生では臨床心理として必要な知識を吸収していきます。2年生で行われる実験でもパソコンを使用した統計の実験が主であり、医療系で定番の解剖なんてことはしません。進路も自らのやりたいことに沿って決められるため、無理して専門職につかなくても良く、のびのびと学習でき、アルバイトやサークルにも打ち込めています。