筑波大学の評判・口コミ【社会・国際学群編】

満足していること：幅広い分野の専攻がある

文理幅広い学群があるのはもちろんのこと、体育・芸術の分野でも専攻がある数少ない大学です。私も専攻は社会学でしたが、芸術専門学群の授業も受講し、美術館へ行ってアートツアーに参加したり、週３回は芸術系の建物にある暗室へ通いフィルム写真の作品を制作していた時期がありました。どの学群の授業も、専攻の学生以外も参加可能なことが多く、また単位としても認められることから、幅広く学ぶ意欲のある学生にとっては刺激的な日々を過ごせると思います。

満足していること②：「変わった人」が集まっている

大学のある茨城県つくば市は、東京からも1時間ほどでさほど遠くない場所です。都内の大学ではなく敢えて筑波の地を選んだ人たちの集まりですから、独特な感性を持った人が多いように感じます。元々外国人の多い土地であることから、普通の人とは多少異なる感性の人でも容易に受け入れられやすい環境があります。大学を中心としたまちであり、街の人達にも学生を支える雰囲気があります。大学生活で自分の感性を試したい人にとっては、挑戦しやすい環境なのではないでしょうか。

不満に感じていること：学生が内向き

学内に幅広い分野があり多様な人々と出会うことができる反面、大学というコミュニティの中である程度完結できてしまうことから、他の大学をはじめとした外部との交流は乏しいと言われています。近隣に大学が少ないため、バイトをしても筑波大生ばかり、ということもよくあります。サークル活動などで学外に出ていく人の割合もそれほど多くなく、どうしても「内輪のノリ」がまん延しているのが現状です。特定のコミュニティの感覚に縛られることを好まない人達にとっては、やや物足りない環境に感じるかもしれません。

不満に感じていること②：就職活動に弱い

筑波大生は就職活動において出足が遅れがちであるとよく言われます。他大学との交流が少なく外に出ていく土壌があまりないため、都内の学生と比べると情報量は圧倒的に劣っています。ルールとして取り決められている就活解禁日まで、学内で就職活動に関連するイベント等は基本的に開催されません。スタートが遅れることから、正しい就職活動の進め方がよくわからないままに失敗を重ねていく、という人も少なくありません。自分の希望する道へ進みたいと考えそれを実現していく人たちは、どちらかといえば筑波大生だけのコミュニティから積極的に離れようとする人のように感じます。

筑波大学のおすすめ学部：社会・国際学群 国際総合学類

5年計画といわれるほど、多くの人たちが留学へ行く学類です。どちらかといえば内向きな筑波大生のなかで、その空気感に縛られない彼らの感性には常に刺激を受けます。海外に興味がある人はもちろんのこと、起業などを視野に入れている人たちにとってもおすすめです。

筑波大学に通って良かった？

とにかく幅広い分野の専攻に触れられることです。キャンパスの北側に行けば農場が広がり、南側に行けばアートの展示やプロ顔負けのスポーツの指導に触れることもできます。図書館なども蔵書が特定の分野に偏らないことから、学部やゼミという枠だけにとらわれず勉強していきたいという人にとってはうってつけの環境です。そうした多様なバックグラウンドを持つ人たちの集まりですから、サークル活動などでも本当に多様なつながりができます。他の大学ではこれだけ多様なつながりはなかったのでは？と思うと卒業した今でもわくわくします。