東京電機大学の評判・口コミ【未来科学部編】

東京電機大学の特徴

東京電機大学には現在、東京千住と埼玉鳩山の2箇所にキャンパスがあります。東京千住は東京23区内という立地から、ご多分に漏れず敷地がそれほど広くありません。逆に埼玉鳩山は50ヘクタールを越えた広大で自然豊かなキャンパスになっています。しかし、この二つのキャンパスは完全に独立しており、どちらかがどちらかに依存する関係にはなっていません。ですから、どの学部に入っても一つのキャンパスで4年間を過ごせますので、入学から卒業まで下宿先を替える必要がありません。

満足していること：キャンパス

東京千住キャンパスは完成からまだ5年しか経っていませんので、大変キレイです。基本設計を世界的な建築家の槇文彦先生が手がけられているだけあって、高邁な思想のもと機能的であるばかりか、細部にまでデザインの密度が高く、4年間を過ごすのに最適な環境が形成されています。とりわけ地域にも開放されたラウンジに面した中庭は、レンガ調のタイルが敷き詰められていて、北千住駅東口に近いこともあって、待ち合わせに便利でした。開放的なこのラウンジおかげで、大学外の人と知り合うことも出来ました。

満足していること②：進路・就職

東京電機大学の偏差値はちょうど真ん中からやや低いレベルです。いわゆるボリュームゾーンとなり、このレベルの学生はたくさんいます。それだけに就職となれば、ひたすら激しい競争に巻き込まれ、よほど運がよくなければ大手企業は無理かもしれないと入学直後は思っていました。ところが、学年が上がり卒業生とも知り合う機会が多くなると、卒業生が就職先の大企業で活躍していることが分かり、自分も頑張れば大手にいけるのだなと自然に思えるようになりました。

不満に感じていること：授業

入学者数が単科大学としてはかなり多いため、1学科の学生数もほとんど100名を超えています。専門の授業は学科単位で受けますので、どうしても授業中の私語などが多くなり、時には先生の声が聞き取れないよなこともありました。しかし、そうした状態でも注意をする先生はわずかで、ほとんどの先生は学生が寝ていても起さず、私語をしていても構わず授業を続けていきます。そのカオスな状態に集中力が切れてしまうことも一再ではありませんでした。

不満に感じていること②：留学制度

親しい友達が、文部科学省の創設したスーパーグローバル大学に採択された大学に通っていたこともあり、その大学との比較になってしまうのですが、デンダイは留学面に関しての支援制度があまり整っていないと感じました。また、海外提携大学の数も少なく、海外から来ている留学生の数もわずかでした。しかも、数少ない留学生の出身国にも偏りが見られます。英語による専門の授業もなく、留学制度の不備に加え国際化に関してはかなり遅れた環境でした。

東京電機大学に通って良かった？

高校時代の自分の学力、意欲、人間関係を考えると、大学を出るときのポテンシャルにはかなり満足が出来ました。それもひとえに大学での授業やゼミ、部活動さらにはアルバイト経験が私を成長させてくれたからだと感じています。また、自分が興味を持っていた分野の研究室が、低学年の頃から受け入れてくれたことも大きかったと思います。これなんかは4年間同じキャンパスに通える恩恵だと感じました。研究室で見た先輩方の研究への取り組みには刺激をもらいました。