玉川大学の評判・口コミ【工学部編】

満足していること：食堂

玉川大学は山の中にあり、正門から授業を受ける教室のある棟まで徒歩で10分～15分ほどかかります。長い坂道を延々と登るさまは、まるでちょっとした登山のようです。食堂は坂道を少し逸れた場所にあり、木陰になっているので、夏には学生にとってのオアシスのような場所でした。購買や自動販売機も充実しており、ちょっとした休憩にも利用することができます。中に入ると昔ながらの食堂というイメージがあり、生徒から教授までさまざまな人たちでにぎわっています。メニューは定食や麺類など種類が豊富で、やはりなんと言っても安くて量が多いのが学生にとって非常に魅力的だと思います。量だけでなく味もとても良く、調理師のおばちゃんも明るい方なので誰でも利用しやすい場所になっています。

満足していること②：校舎が新しい

玉川大学の敷地にはいくつか棟があり、受ける授業や学部によって分けられています。数年前にできた新校舎には自習や休憩をすることのできるスペースがあり、授業のコマとコマの間が空いてしまっても快適に過ごすことができます。教室の内部はとても雰囲気が良く、机やイスも他の棟で使われているものとは違っていて、授業を集中して受けることができます。そしてその棟には図書館もあり、かなりの数の本が置かれています。読書をするスペースは1席1席区切られているので、自分の世界にはいってゆったりと読書をすることができます。

不満に感じていること：取れる単位が少ない

玉川大学は1シーズンごとに取得できる単位数が他の大学と比べて極端に少なくなっており、1年生のときから悪く言ってしまうと「スカスカ」の時間割になってしまっていました。日によっては1限と4限のみの授業だったため、何時間も暇を潰さなければならないときもありました。そのくせに卒業に必要な単位数は他の大学と同じなので、4年生の最後のシーズンになってもキッチリ授業をとらなければならず、就活シーズンにかなり動きづらい時期がありました。

不満に感じていること②：一部の必修授業

玉川大学には礼拝堂があり、もちろん神父さんもいました。それは入学以前にパンフレットで知っていましたが、まさか工学部に入って「お祈り」や「聖歌」が必修授業になるとは思ってもいませんでした。言ってしまえば工学とはまったく関係のない授業で、しかもレポートの提出があるため、それに足を引っ張られ成績に悪影響が出てしまっている人もいました。クリスマスになると横浜まで自費で向かい、何百人もの生徒がステージにすし詰めになって立ち、全学部がそれぞれ同じ歌を歌うという強制参加のイベントもあり、それも成績に反映されました。

玉川大学のおすすめ学部：工学部

他の学部に知り合いがおらず、様子などがわからないため1択となってしまいましたが、おすすめの点は、工学部の学生のほとんどがいわゆる「オタク」であることです。高校生のときはなんとなく趣味を隠していた私でしたが、工学部に入って周りの友人たちと堂々と趣味について語り合うことができたのでそのような方には工学部をおすすめします。

玉川大学に通って良かった？

登山はすこし厳しいですが、キャンパス内の施設は充実していて、すごしやすい大学だと感じていました。最寄駅も大学の目の前にあるので、交通に関して不便を感じることはあまりありませんでした。しかし、授業や単位の面で見るとかなり問題があると思いました。大学は公民館などではなく学びの場でありますので、いくら設備や施設が良くても授業面に大きな問題があってはその先の人生にも影響を及ぼしてしまいます。何度も転学や退学を考えましたが、決して安くなかった入学費を考えると、やめるにやめられませんでした。