法政大学の評判・口コミ【生命科学部編】

満足していること：研究室

理系の学部は通常、研究室には3年生の秋から配属されるのですが、法政大学の生命科学部に関しては任意で2年生の秋から入ることができます。一年間、他の学生よりも前倒しで研究ができるので、より専門的な研究ができたり、学会に行き、知識を得る機会が増えたり、院進学にも有利に働くと思います。また、早いうちから実験の手法に慣れることで、研究も比較的スムーズに進められるかと思います。やる気のある学生がどんどん研究できる制度が整っていると感じています。

満足していること②：留学制度が整っている

法政大学には、SAプログラムという制度があります。そのプログラムでは、小金井キャンパスの学生は、夏にであればアメリカ、冬であればアイルランドに一ヶ月、ホームステイで留学することができます。事前準備の講習などは回数が多く、説明が丁寧なので、初めて海外に行く人や、ビザ申請をしたことがないというような人、語学力が足りず、英語の書類が苦手な人でも留学できる制度だと思います。また、TOEICのスコア等に応じて留学の費用を10～15万円出してもらえるので、経済的負担も少ないです。

不満に感じていること：サークルの数が少ない

理系キャンパスということもあってか、サークルの数は、市ヶ谷キャンパス、多摩キャンパスと比べて著しく少ないです。サークルの選択肢があまりなく、また、サークルに入っている学生も、全体の半分以下です。人数が少ない、活動があまりないなど、キャンパスのサークル活動自体が活性化していません。学祭は、サークルなどが屋台を出店するものの、学祭を盛り上げるはずのサークル自体にそもそも元気がないので、殆ど人が来ません。サークルに期待して小金井キャンパスに来ると、かなりギャップがあると思います。

不満に感じていること②：キャンパスの環境が良くない

小金井キャンパスでは、中庭はありますが、学内に体育ができるようなグラウンドはありません。そこで、サッカーやテニスなどを体育で行う際には学外の別の施設まで行かなくてはいけません。その場所までは10分程度歩きます。施設に着いてからの着替えの時間も含めると、直前に授業がある場合は結構急がなくてはいけないところが不満です。バスは一応出ているのですが、特に帰りは乗り切れないこともあるので、少し早めに着替えなくてはいけないです。

法政大学のおすすめ学部：理工学部

理工学部の特に機械工学科は、院進学をする学生が多いですが、その分就職に強いです。法政大学の理系も学部によっては、専攻を活かせない場所に就職することが多いですが、理工学部は全体的に、専攻を活かせるところに手堅く就職を決めている印象があります。また、理工学部の中でもパイロットになれるコースでは、航空会社の方から声がかかるので就職はあまり苦労しないと聞きました。就職以外でも、理工学部は研究室も充実しており、実習等もあって、授業のフォローも手厚いのかなと思っています。

法政大学に通って良かった？

授業や研究室などの勉強面に関しては、かなり良く面倒を見てくれます。留年などもしないように教授はとてもフォローしてくれます。けれど、勉強面以外のことを考えると、サークルや部活動、学祭や委員会等はあまり活発ではなく、他学部と関わったり、他の人とコミュニケーションをとれる機会は少ないです。また、立地も悪く、最寄り駅から20分近く歩く必要があります。学部によるかと思いますが、授業外の課題も多く、また、学会等で夏休み期間、冬休み期間に呼び出されることも多々あります。入学してから、思ってたよりも勉強が楽しくなかったり、合わなかったりした場合に、大学生活の勉強以外のことに楽しみを見つけられにくい環境です。