兵庫県立大学の評判・口コミ【理学部編】

満足していること：進学率が高い

他大の大学院への進学率が高いです。特に大阪大学や京都大学の院へは半数の人が進学しており、自分にも進学するチャンスが得られるため、その点が魅力だと思います。さらに、大学の教授の方々も積極的に他大学の院進学をサポートして下さり、とても進学しやすい環境が整っています。確かにTOEICなどの英語の勉強は、自分の力でやらなければならないのですが、院試などの専門分野は協力してもらえるため、そこは良いと思います。

満足していること②：研究施設が整っている

兵庫県立大学の理学部では、Spring-8とSACURAという研究施設を利用することができます。この２つの施設は理化学研究所のものなのですが、そこと大学が共同で研究している分野があるため、他大学ではできないようなこともできます。Spring-8とSACURAは世界に３つしかなく、しかもその２つが同じ場所にあるのは世界でここだけです。ですから、この大学では世界最先端の研究が行われており、とても貴重な体験ができます。

不満に感じていること：立地が良くない

この大学は山の中にあり、生活する上でとても不便です。例えば最寄りのスーパーまでは車で20分程度かかります。また、最寄り駅までも車で20分程度かかり、大学から駅までのバスも1時間に2本しかありません。ですので、車がないととても生活出来るような状況ではありません。現に、同じ学年の人の約8割は車を所有しています。そして、車を所有している人間のほとんどは20km離れた町から通っています。この結果、車の維持費などもかかってしまいます。

不満に感じていること②：寮の使い勝手が悪い

寮は学校から歩いて1分ほどの場所にあります。また、家賃は月3000円でとても安くなっています。そのかわり不満も沢山あります。まず部屋の大きさです。部屋は5畳半ほどです。風呂やトイレ、洗濯機、キッチンなどはすべて共同なのですが、とても汚いです。また、壁がとても薄く、声や洗濯機、トイレなどの生活音がたくさん聞こえてきます。慣れてしまえば大丈夫なのかもしれないですが、この環境で3年間生活する（理学部2年生以上及び大学院生が利用可能）のは、ちょっと大変かもしれないです。

兵庫県立大学のおすすめ学部：理学部

そのほかの学部のことをあまり知らないからということもありますが、勉強のレベルは意外と高く、志の高い学生や教授がたくさんいます。そのため周りの友達と切磋琢磨しながら充実した大学生活を送ることができると思います。

兵庫県立大学に通って良かった？

僕が入った理学部は中期試験のみとなっています。つまり前期試験と後期試験のどちらも落ちた人が行く、滑り止めの大学です。僕も、ここの大学は最初存在すら知らなかったですし、入るときはとても不安でした。また僕は実家と大学がとても離れているため、高校の友達は一人もいませんでした。ですが、入ってみると周りの友達は同じような境遇の人が多く、すぐに打ち解けることができましたし、勉強の面でも専門科目にとらわれず、幅広い学習ができるので、その面は満足してます。