長崎県立大学の評判・口コミ【経済学部編】

満足していること：キャンパスの環境が自由で過ごしやすい

田舎にキャンパスが立地しており、何でも自由な選択ができるためです。勉強に打ち込みたい時には、阻害するものが何もない環境なので集中しやすいですし、部活にしてもバイトにしても掛け持ちしやすいです。自分の軸を持っていれば、過ごしやすい環境で如何様にも有意義な時間を作れます。ただし、田舎特有の不便さはあります。バイトは市街地に出なければ選べません。市街地までは車で15分です。うまく環境を活かせば、柔軟にいろんなことを吸収する力が身につきます。

満足していること②：ゼミの選択肢が幅広い

あまり意味のないゼミもあれば、主体的に動いて経験が得られるゼミなど、多種多様です。自分がどのゼミに入るかは選択できるので、そういう点ではゼミも自由です。ゼミで頑張りたい人は、頑張れば成長を得られますし、ゼミ以外で頑張りたい人やゼミには手を抜きたい人は、それなりのゼミを選ぶこともできます。しかし自由であるがゆえに、周りに流されて自分の本意でない活動をしている人も多く見受けられます。自分に軸がある人、その軸に行動を委ねられる人は、何事にも得難い経験と価値観を得ています。

不満に感じていること：県外の就職支援があまりない

県内の人は何もせずともそれなりに情報は手に入ります。大学側は就職率を保つために就職支援を頑張っていますし、長崎県の職員も必死に就職支援を行ってくれます。しかしその実態は県内の就職率を上げるための努力であり、県外出身で地元に就職したい人は、基本自分の手足を動かさないと情報が入ってきません。そもそも、大学の支援に頼っている学生は、まるで宗教のように世の中の社会の実態・事実を知らぬまま就職していくように思います。学生本人が自分の価値観と意思で進路を決めている状況はないです。自分の軸で動いた人は、本質を見抜いた就活を行えています。大学を上手く活用し、その上で自律的に行動した人が結果として成功しています。県外の学生は大学の色に染まらず、自分で頑張るしかありません。

不満に感じていること②：深く学ぶのが難しい

経済を広く浅く学べる程度です。そもそも、研究をするまでのレベルに達する講義など存在しませんが、教授によっても教え方に差があるので、楽して単位をとれる講義、難しいけど自分のためになる講義を上手くマネジメントすることをおすすめします。広く浅い学びで良い人は構いませんが、意欲がある人は自律的に学習を進めています。周りの学生も自由度の高さから、怠惰になる人と要領よくこなす人、首位を目指す人などに分かれますが、中途半端に頑張ると損することが多く、要領よく生きている人が成功しているように思います。単位を取りやすい講義を選んで自分の時間を生きている人は世渡り上手です。この大学で真面目な人は、真面目な人だけと繋がり、学習意識を高めていますが、大した講義でないので中途半端になりがちです。良い意味でも悪い意味でも自由なので、自律人間はこの大学を上手く踏み台にして社会でも通用する人になっていきます。

長崎県立大学に通って良かった？

何度も言っていますが、自由すぎるためにいろんな人がいます。この大学で私はある部活動に入ったのですが、その部活の人たちは体育会要素がかなり強い割に、バイトもしっかりしていて遊びも充実していました。要領が良い人も多く、大学生であること、つまりお金がないことを上手く利用した活動がたくさんできており、普通の大学生活以上のことを得ることができたと思います。真面目だとこの大学では損をします。大学の自由さ、不便さを利用して上手く生活しているコミュニティもありますので、そこでの経験をしてからは、やはり普通の大学生の意思決定の質が全然違うなと思いました。私の場合はそのような環境にも感謝していますし、自律的に動いて問題発見意識があれば、限界なくいろんなことを学べます。その事実を見て自分はこれからどう生きるのか、考え抜くだけでもかなりの経験となります。米軍基地もありますので英語も楽しめます。