大手前大学の評判・口コミ【メディア・芸術学部編】

満足していること：授業が少人数制で得るものが大きい

授業やゼミが5～6人の少人数制で、制作をする際に待ち時間もなく十分な相談ができたことです。一人一人が細かい評価を受けることが出来るのはもちろん、大学生活で大事とされるプレゼンテーションも、他大学と違い全員が参加できます。教員とも仲良くなれるので、就職活動の際も一人一人じっくりと相談ができ、6月末になるころには専攻内で就職率100%でした。少人数しか参加できないワークショップなども全員で参加することができ、皆同じスピードで仲良く学ぶことができました。

満足していること②：専門外の授業を受けられる

大手前大学では自由選択制といって、必要科目さえ受けていれば専門外の授業でも受けられます。この制度により、将来の進路がなかなか決まらない者でも、向いていないと感じればいつでも自由に専攻を変更する事ができます。あいにく私は必要科目の多い専攻でしたので、他の授業を受けることは出来ませんでした。しかし、一年生の段階ではどの専攻も必要科目は少なく、いろいろな授業を試しに受けることができます。私の場合は、自分の専攻に関係しそうな心理学や美術の授業を受け、非常に満足していました。

不満に感じていること：図書館の閉館時間が早い

大学の図書館の閉館時間は19時です。専攻する棟にはパソコンがなく、図書館のパソコンを使うしかありません。特に建築の専攻となると、CADやPhotoshop、Illustratorなどをよく使いますが、個人で高価なソフトは買えず大学のパソコンを使う他ありません。必要とする作業時間に対し、大学の開館時間が売店や食堂などを含め短すぎます。「閉館ですよ」と注意されるまでしぶとく居残りしていた記憶があります。他大学に比べ、明らかに自主学習できる環境が整っていないように感じました。

不満に感じていること②：知名度が低い

大学に４年間通って思うことは、とてもいい大学です。ですが、偏差値の低さからか評判が非常に悪く、世間の認知度も低いです。社会に出れば大学名で評価する人間は多くいます。大学名だけで判断されることに不満を感じます。就職活動や評価されるべきコンペティションの受賞の場でさえ、大学名だけで嫌味を言われることが多々ありました。私自身はこの大学を出て良かったと心から思っていますが、一歩外に出ると大学名は多少コンプレックスになっています。

大手前大学のおすすめ学部：メディア・芸術学部

私自身、その学部で良かったと思っているからです。専攻によってかなり異なりますが、建築系を選ぶと遊べる時間はあまりありません。どの学部であれ嫌になれば自由に専攻を変更できるので、将来を迷っているのであれば、どの学部でも良いと思います。強いて言うなら、大学生活は忙しい方が楽しいと思うので自分の学部をおすすめしたいです。

大手前大学に通って良かった？

業界的に学歴を気にする人が多いので、大学名で多少嫌な思いをすることはあります。しかし、少人数制でしっかりと学んだことで社会に出ても付いていけます。専攻全員仲が良く、 よく飲みに行ったり、友人と互いの家に行き来したりして、徹夜で勉強していたこともいい思い出です。専門外の授業を受けることもできるので、他学部にも沢山友人ができました。人間関係を築くにはとても良い環境であったと思います。勉強に取り組みやすい環境がもう少し整っていればもっと良い大学生活になったと思います。