実践女子大学の評判・口コミ【文学部編】

実践女子大学の特徴

実践女子大学は女子教育の先駆者である下田歌子先生が創設した教育期間です。歴史は1899年からと非常に古いですが、ここ数年で渋谷と日野の2つキャンパスを展開するなど新しい事も取り入れています。最近出来た渋谷キャンパスは大学としては珍しく地下1階から17階までのビル作りとなっています。打って変わって昔からある日野キャンパスは平屋造りの施設が多く、土地面積も広いのでグラウンドもあり、運動なども楽しめます。同じ東京都内にあるのに用途によって楽しみ方が異なる点が私は良かったと思います。

満足していること：キャンパス

私の所属していた文学部英文学科は最初の2年間日野キャンパスで、3年次に渋谷キャンパスが完成したため両方のキャンパスで学生生活を過ごしました。日野キャンパスは東京都内と思えないほど、のどかで静かな環境で施設自体古いと思うのですがそれも歴史を感じる事が出来ます。渋谷キャンパスは新しい施設という事もありますが、シースルーのエレベーターや学生証を使ったパスゲートなど最新の設備が目立ちます。それぞれ環境は違いますが、どちらも勉強は非常にしやすいです。

満足していること②：ゼミ・研究室

英文学科では4年次からゼミが始まります。イギリス文学やアメリカ文学など自分の好きな専攻によって、教授の指導を受ける事が出来ます。普段の授業での指導はもちろん、ゼミによっては夏季休暇中に箱根・仙石原での合宿を行う事がありますので、比較的ゼミでの授業は充実していると思います。またゼミでは全く関わった事のない同学年の人とも専攻内容や合宿を通して仲を深める事が出来るので改めてゼミに入っていて良かったなと思います。

不満に感じていること：授業

実践女子大では「心理学」系の学部や学科が無いからか、選択授業では「心理学」の授業は非常に人気です。必修授業ではないので選ばずに違う授業を取っても良いのですが、授業を受けてみたくて応募しても大体1・2・3年生では抽選に外れてしまいます。卒業が掛かっている4年生が優先だという気持ちもわかりますが、そうだとしても毎年人気だとわかっているのであれば心理学系の授業数を増やすなど、なにか対策をしてくれても良いのではないかなと思います。

不満に感じていること②：キャンパス

渋谷キャンパス、日野キャンパスどちらも施設としては不満はないのですが、両キャンパスとも徒歩20分弱とアクセスがあまり良くありません。特に日野キャンパスは日野駅から日野キャンパスまでの道のりに日陰となる高い建物がないので、夏はタクシーに乗るか日傘を差すしかないので非常に大変ですし、キャンパスに着くまでで疲れてしまいます。タクシー代も学生同士で相乗りをしていても決して安くなく、スクールバスがあれば良いのになと当時は感じておりました。

実践女子大学に通って良かった？

下田歌子先生の「女性が自立するための教育」の考えが今でも学内にあり、「今時の女子大生」といった派手な学生は比較的他大学に比べると少ないです。なので勉強も非常にしやすい環境でしたし、友達になる学生もおとなしい方が多く、それが自分には合っていて非常に学生生活として充実していました。また教授やスタッフの方々も素朴な方が多いですがしっかりと授業内容や進路についてサポートしてくれるので安心して4年間を過ごせたと思います。