東北大学の評判・口コミ【農学部編】

満足していること：学生の質が高い

アクティブな学生が多く、留学に挑戦したり、インターンをしていたりする学生が常に周りにいるため、刺激になります。また、自分で学生団体やビジネスを立ち上げる時など、仲間が集まりやすいです。これは、仙台という場所の利で、東京のように何かしたいときにすぐ何かできる環境ではなく、日々なにかしらのフラストレーションがたまるからこそだと考えています。また、責任感の強い人が多いので一度やると決めたことは達成するまで粘り強く継続してくれる人が多いです。

満足していること②：研究する環境が整っている

理系のキャンパスは山の中にあるため、研究以外にすることがありません。これは賛否両論ですが、わき目も降らずに研究に没頭できるので、個人的にはとてもいいところと感じています。研究を終えると山を抜け街に出まるのですが、仙台の街中はそれなりに発展しているため、研究と遊びのメリハリをつけることができます。教授の質も高く、世界の第一線で活躍されている教授も中にはいたりして、お話を聴くだけでも刺激になるし、一緒の研究室だと常に最新の情報が入ってくるのでとても学びが深まります。

不満に感じていること：社会とのつながりが薄い

研究の質は高い一方で、社会性は自分から求めて外に出ない限り身につきません。学生の多くは就活の際に、東京の学生との実力差に驚かされます。まず、基本的なエクセルなどの操作を知らない、新規事業を考えることができない、簡潔且つロジカルに伝える事ができないなど、社会に出て必要だろうと思われることは大学では何一つ身につきません。また、首都圏のように、そういったことを身に着ける場が充実しているわけでもないので、自分で環境に飛び込むことも容易ではありません。

不満に感じていること②：就活するのが大変

これは仙台の大学を選んだ自分のミスではあるのですが、東京まで遠いので東京のインターンを受ける際、面接で交通費がかかり、インターンを受けに行くのに交通費がかかり、同時に宿泊費もかかり、金銭的にかなり不自由な生活を強いられます。これから就活が始まるのかと思うと、内定の心配よりもお金の心配の方が大きいです。また、移動に時間をとられるので研究も進まず、学びの効率は非常に悪くなってしまいます。学生にとって最も貴重な時間とお金を奪われるくらいなら、東京の大学にしておけばよかったと何度も思いました。

東北大学のおすすめ学部：経済学部

理系学部は研究に多くの時間を割かなければならない一方で、経済学部は卒業要件が甘く、自分の時間が多く持てます。また、自分を含めた周りの理系学生は、大学に入ってからもっと社会のことを知りたいと強く思っているので、もしもう一度大学受験を受けなおすとしたら経済学部を選びます。また、経済学部は留年要件がないので、もっと自分をアクティブにできると思います。

経済学部の友人は社会に出る前に知っておきたい考え方をゼミで学んでいるので、それを見るとなおさらうらやましく感じます。

東北大学に通って良かった？

様々な不便はありますが、やはり学生の質の高さおかげで、自分も高校の時の何倍もアクティブになれた気がします。学生団体を設立するときも難なく人は集まりましたし、ビジネスをやる時もすぐに人は集まりました。多くの大学ではハードルの高い学生起業ですが、東北大学では起業環境も整っていて、学内に起業部があり、その顧問の客員教授の方も数々の実績を持つ方なのですごくいい勉強になります。また人脈も広く、困ったときに社会で活躍されている方に直接フィードバックをもらうことができるので、この大学を選んでよかったなと思います。