広島大学の評判・口コミ【理学部編】

広島大学の特徴

広島大学に入って新入生がまず驚くことは、兎に角キャンパスが広いことです。1年生2年生の内は教養教育科目という、自分の専門分野とは別に英語や諸文化の授業を受講しなくてはならないのですが、その授業が行われる講義棟と専門授業の行われる講義棟までが非常に離れています。徒歩で移動となると15分弱かかります。なので、広島大学の生徒はキャンパス内を自転車で移動することが多いです。慣れれば敷地内に森林も池もある自然豊かなキャンパスでくつろぐこともできるでしょうが、新入生は慣れるまで休み時間の移動の度に疲れること間違いないでしょう。

満足していること：サークル

私は広島大学の演劇サークルに所属しています。このサークルは年に数回の演劇公演を学内で行います。その際、役者や脚本、舞台の装置や宣伝活動も基本的に自分達で行います。また、役者として舞台に立つことも、スタッフとして舞台を作り上げることもできるため、自分の特技や好きなことを何でも活かすことができます。達成感や開放感、自由さをここまで感じることのできるサークルはそうないと思います。また、学内の演劇活動を通して、学外の舞台に誘われたり、交流が広がるチャンスもあります。

満足していること②：キャンパスの環境

山に囲まれ、中央部には渡り鳥のやって来る池、森林やビオトープ、兎に角キャンパス内に自然が溢れています。池や森林地帯を回る散策道では普段見ることのできない動植物を観察することができ、夏場には池から抜ける風の心地良い、絶好の散歩コースになっています。私は生物系に通っているため、生物系の管理する植物園やビオトープを除き、そこにいる生き物を観察することもあります。他の大学にはない自然の豊かさは、大学生活を送るにあたって大きな安らぎになると思います。

不満に感じていること：キャンパスの立地

山を切り拓いて建てた大学なので、周辺の勾配が激しく、移動には不便を感じざるを得ません。夏場は坂道も手伝って、大学に移動することすら一苦労です。最も利便の高い最寄り駅も大学からは車で10分以上かかるほど離れており、自転車をメインの移動手段としている学生としては、やはり不便です。公共交通機関も都市部の大学に比べて発達しているとはいいがたく、勾配の激しい周辺環境をカバーできているとは言えません。多くの学生が移動面、交通面では不満を感じていると思われます。

不満に感じていること②：授業

数年前から授業の時間割制度が少しずつ変わり始め、1回の授業が90分だったものが倍の180分になり、講師生徒共に体力を削られる授業システムになりました。また、時間が倍になった影響で、時間割を決める際にも融通が利きにくくなり受けたい授業を受けられないという生徒も続出しています。名目は留学制度をより行いやすくするための調整だということですが、そのために被る不便があまりにも大きく、留学をしない生徒からすれば、マイナスでしかありません。

広島大学のおすすめ学部：理学部

研究施設が専門的なものが揃っています。放射線研究、両生類研究施設、植物園、先端研究所など自分の学びたいことを学べる施設が揃っていると思います。図書館も複数存在しているので、蔵書を探せば学術書は殆ど見つかると思います。

広島大学に通って良かった？

サークル活動は、サークルの種類が他の大学よりも多く、余暇時間を好きな活動に費やしやすいコミュニティが形成されていると思います。学業も、専門の施設が広大なキャンパスの敷地内に存在しているため、自分の学びたい内容と大学の研究施設が一致さえすれば、これ以上ない環境だと思います。また、生徒数が多いため周辺の街にも安いスーパーや飲食店が比較的多く、移動手段さえ確保できれば生活送るにも強い不便を感じることは無いです。大学が坂の頂上にあることを除けば、住みやすい環境です。