法政大学の評判・口コミ【グローバル教養学部編】

満足していること：少人数形式の授業が行われる

法政大学のグローバル教養学部は、比較的新設されて間もない学部で、当時1学年に60人程の学生しか在籍していませんでした。あえて多くの学生を取らないことには理由があり、国際系の学部で授業は全て英語で実施されていたため、大教室で100人規模の傾聴型の授業ではなく、ディスカッションがしやすいような体制を整えていました。そのため例えば私が取っていたNew Zealandの歴史や文化を学ぶ授業では、学生の数が1年生～4年生含めても10人程度で、教授からは名前も覚えて頂けますし、学生同士でのディスカッションも円滑に進んでいました。

満足していること②：全授業が英語で行われている

法政大学のグローバル教養学部では、全ての授業が英語で行われます。経済から政治、メディアから文化の授業も、教授が外国人であろうと日本人であろうと全て英語です。国際系の学部は他の大学にも多いですが、生徒同士の会話や教授とのコミュニケーション、テストやプレゼンテーションが全て英語で行われる学部は少ないかと思います。授業で英語を学ぶというよりは、英語はコミュニケーションのいちツールとして幅広い分野を学べるので、知識も深まるし、語学も伸びる実感がありました。

不満に感じていること：交換留学生との接触機会が少なかった

時期によって違いはあるかと思いますが、海外の提携校からの交換留学生が少なかったように思えます。学部内留学が出来る学部と言われていたので、確かに日本人も帰国子女が多く普段の会話に英語を混じらせる光景はよくありましたが、もっと海外からの交換留学生を学部に呼び、日本人の学生との接触の機会を学部側がつくることで、より異文化交流ができたのではないかと考えております。学部単体だけではなくて、大学として全学部に来ている交換留学生と日本人との交流会を作っても良かったかもしれません。

不満に感じていること②：春の通学路に毛虫が大量発生する

法政大学は市ヶ谷と多摩にキャンパスがありますが、私の通っていたグローバル教養学部は市ヶ谷キャンパスにあります。市ヶ谷キャンパスといっても、飯田橋と市ヶ谷のちょうど真ん中くらいに位置し、市ヶ谷駅と飯田橋駅から通う生徒が半々くらいで、私は飯田橋から通っていました。どちらにせよ都心で、当時新設された商業施設ビルの前を通り、桜の木のある川沿いを歩いて登校するのですが、春になると桜の木の下に大量の毛虫が落ちていて、私はいつも遠回りをして裏道を通学していました。大学のせいではありませんが、春の通学路は本当に悪夢でした。

法政大学のおすすめ学部：グローバル教養学部

自分が卒業したグローバル教養学部をおすすめします。正直、就活で法政大学を出身校とするのであればグローバル教養学部がダントツでおすすめです。偏差値が大学内で1番高いと思いますが、授業が全て英語であったり、帰国子女や海外経験ありの学生がほとんどなので刺激も沢山ありますし、その「学部内留学」は就活のネタにも確実になります。

法政大学に通って良かった？

大学生の思い出といえばサークルかと思いますが、私は4年間1度もサークルには所属せず大学生活を終了しました。しかし学部が少人数で、帰国子女や高校時代に留学経験がある同級生が8割もおり、同じような経験をしてきた学生が多かったので、その分友達をつくるのもほとんど苦労しませんでした。周りの同級生も、私と同じようにサークルに所属していなかったり、所属していてもほとんどサークルには参加せず学部の友達と遊んでいる人が多かった気がします。海外経験がある人にとっては、授業も人間関係も楽しい環境かと思います。