大阪市立大学の評判・口コミ【文学部編】

志望理由

以前から文系の成績が良く、本や文章に親しんでいたので、漠然と文系への進学を考えていました。数学が苦手だから経済や商学部はダメ、法学部に進めるほど勉強はできない、といった消去法もあり、文学について幅広く学べる文学部にしました。受験勉強で忙しく、学科などは何も決めていませんでしたが、大阪市立大学の文学部は二年生になってから専門の学科に分かれるため、一年生の間は思い切り迷うことができるという部分も魅力でした。

大学で勉強していること

二年生から国文学のゼミに入りました。古文書から夏目漱石の時代まで幅広く学びました。私は古典にあまり興味が持てなかったので、近代文学について個人で研究をしていました。必須の授業のなかでは崩し文字の解読なども学んだため、専門的な知識や関心は薄いけれども、古典を読めるようになれたのは嬉しく感じています。また、浄瑠璃や落語などに触れる機会も多かったので、文学に関する幅広い知識が得られました。自由な授業が多く、楽しかったです。

満足していること：ルールが少なくて自由

普段は自由でルールも少なく、放置されてるのでは？と感じることもあるくらいでしたが、就職活動の時期は教職員の方々が親身にサポートしてくださり、ありがたかったです。また、OBに企業の社長などもいらっしゃるので、就職活動の時期になると様子を見にきてくれるなど、在学生とOBの距離感が近いのも嬉しく感じていました。また、公務員志望の学生には対策講座を用意したりと、手厚いフォローを受けられるのも魅力に感じました。

不満に感じていること：校舎が古い

授業で使う校舎や研究棟はどんどん新しくなるのですが、あまり使わない校舎やサークル棟がとても汚く、耐震工事がされているのかもわからないレベルだったことです。公立の大学なので、予算があまりないのはわかりますが、あまりにも危険だと感じたこともありました。サークル棟などは飲食をする部員もいるので、衛生面が不安だと感じていました。歴史のある大学だからこそ、校舎の使い勝手や安全性をこまめにチェックしてほしいと思います。

大阪市立大学のおすすめ学部：文学部

文学部の中に13個ほどの学科があり、その学科のなかで専門に応じてゼミに分かれるような形です。文学部生であれば日本文学、アメリカ文学、社会学、心理学などのあらゆる学科の授業を受けられるというのが楽しかったです。ゼミや卒論で使うことがなくても、印象に残った他学科の授業はたくさんありますし、今後の人生において、この時期に培った教養は宝です。

大阪市立大学に通って良かった？

自由な校風ですので、授業の取り方を工夫すれば空きコマを多めにすることもできます。空いた時間は自分で好きなように使えるので、卒業して2年たった今でも大学生の頃が一番自由で楽しかったと思っています。ある程度偏差値の高い大学なので、周りの友人も教養のある人たちばかりで、楽しく過ごすことができました。ゼミも自分のやりたいことをとことん追究できるので、自分のほしい知識を存分に詰め込むことができました。学習環境も整っていて、図書館ではノートパソコンを借りたりもできます。