筑波大学の評判・口コミ【人文・文化学群編】

志望理由

偏差値が自分にとってちょうどよかったことや、センター試験で失敗しても二次試験で巻き返すことができる受験方法が魅力的でした。また、考古学に興味があったため、考古学が学べて、かつ自分の学力で届く範囲の1番いい国立大学ということで受験を決めました。センター試験の結果、筑波大学はD判定でしたが、苦手な数学がない二次試験のおかげで現役合格を決めることができました。ちなみに、この学類の前期二次試験は英語と国語と歴史（選択）でした。

大学で勉強していること

主に歴史学・民俗学・文化人類学・考古学を勉強しました。筑波大学は総合大学であり、他のコースだけでなく他の学類の授業も受けることができるため、宗教学などの授業もとることができました。主専攻は考古学・先史学であったため、教授たちの専門だけでなく、自分の興味を持ったことを深く学ぶことができました。主に日本考古学（古墳時代）について文化財の調査を行いました。また、発掘調査を実習で行うこともあり、考古学の方法論についても学びました。

満足していること：図書館の蔵書が豊富

キャンパスはかなり広く、そのためキャンパス内には4つの図書館があります。筑波大学は、東京教育大学を基とする大学で、東京教育大学時代の貴重な資料も所蔵しています。一番大きな中央図書館は様々な分野の専門書が置かれており、総合大学の特徴を表しているといえます。また、報告書も豊富です。中央図書館に少ない情報学の参考書や、医学や体育芸術に関連する本は、他の3つの図書館（春日エリア、医学エリア、体育・芸術エリアにそれぞれ存在）に主にあります。

不満に感じていること：他の大学との単位互換が難しい

筑波大学は他の大学と違い講義時間が1コマ75分です。そのため、他大学との単位互換制度の適用が困難です。学芸員資格や教員資格をはじめとする、資格取得のための単位も互換できないことが多く、資格を移った先の大学で取ろうとすると最初から取り直しということも起こります。単位互換が難しいことで、気軽に転学することはできないため、大学に学生を縛り付けてしまっているような状況になっているのは残念に思います。

筑波大学のおすすめ学部：人文学類

私が通ったというだけでなく、客観的に見ても癖の強い先生が多いので「大学らしさ」を感じることができると思います。近年は、大学は社会人準備の場と捉えられていますが、人文系の先生方はそれを良しとせず、学問を学ぶこと・知ることの大切さを真摯に教えてくださいました。

筑波大学に通って良かった？

他の大学と違い1コマ75分という講義時間のおかげで、自学の時間やアルバイトの時間がしっかり取れました。私は奨学金で大学に通っていたため、学業とアルバイトを両立できるのは嬉しかったです。また、比較的自由な校風のおかげで、自分の分野だけでなく、心理学などの講義もとることができ、幅広い分野の学びを得ることができたと思います。東京教育大学時代の資料も豊富で役立ちました。総じて、4年間をしっかりと学業に費やすことができました。