岩手県立大学の評判・口コミ【総合政策学部編】

志望理由

両親の経済的事情や自分自身無理せず興味のある学問を修めたいという思いから、岩手県内の大学への進学を希望していました。前期日程は岩手大学人文社会学部を受験しましたが不合格となってしまい、後期日程に受験した岩手県立大学に合格したため、進学を決めました。もともと経済や法律といった社会学系学問に興味がありました。自分が受験した大学はどちらもそういった学問を修めることができたので、この2校の受験を決めました。私立大学の方は滑り止め程度の気持ちで、白鴎大学を受験し合格しましたが、辞退しました。

大学で勉強していること

自分がもともと興味を持っていた法学や経済学の他、社会学、統計学、社会調査を学びました。中でも最も印象に残ったのは社会調査で、正しくアンケートをとる技法を学んだり、アンケート調査の結果を正しく分析したりする学問です。統計学とも通じるものがあり、横断的な学び方ができました。私はこの学問をさらに深めるため、社会調査を専門とする教授のゼミに所属しました。そうして卒業論文では、花巻市の滞在型観光の在り方に関する考察を、実際に観光業に携わる人にアンケートをとりながら執筆しました。

満足していること：自分の興味外の学問も学べる

総合政策学部独自のカリキュラムの中でも様々な学問が学べるのですが、全学共通の教養科目として他学部の講義をとることができます。岩手県立大学には総合政策学部の他に看護学部、社会福祉学部、ソフトウェア学部があり、それらの学部の入門の部分を学ぶことが出来ます。大学は基本的に1つの学部に所属するものですが、こうした他の学部の視点も取り入れることで、より広い視野を持って社会に貢献することができます。

不満に感じていること：立地が悪い

岩手県立大学の周辺施設が充実していません。まず交通ですが盛岡駅から電車で約10分、バスで約30分かかります。周辺にはアパートしかなく、飲食店やスーパーなどはありません。最も近いコンビニも徒歩で約10分と、気軽に歩いて行ける距離ではありません。サークルの仲間や友人との交流を図るには盛岡市まで出かけなくてはならず、億劫になることが多々ありました。また、自分は実家暮らしだったので友人に聞いた話ですが、買い物もかなり不便とのことでした。

岩手県立大学のおすすめ学部：総合政策学部

自分が学びたい学問、なりたい将来像がはっきり定まっていない人でも、必ず自分の道を切り開ける可能性があるからです。友人の中には文系でありながら、大学の講義で興味をもって林業や植物の勉強をしていた人もいます。

岩手県立大学に通って良かった？

大学の規模が丁度良かったからです。私はサークルや学生会活動にも精力的に参加していたのですが、構成員が多くなり過ぎず、人との繋がりが濃密になりやすいです。高校まで人と苦楽を共にして達成感を得た経験があまり無かったのですが、大学になってそうした経験をたくさんすることができたのも、この規模だったからこそだと思います。人が少ない分、様々な指導をきめ細やかに伝えることができ、充実した活動ができました。