日本文理大学の評判・口コミ【工学部編】

日本文理大学の特徴

NBUの特徴は、大分県の歴史や文化を学び、その魅力を理解させることに力を入れていることです。「大分楽・大分学」という授業では、大分県の歴史や大分県内の事業を学んだりしました。他にも、伝統的な竹灯籠のイベントに参加し、学生が竹灯籠のデザインを考えるなど、ただ学ぶだけではなく実際に行動して社会に参加していくというワークフローで授業を進めています。私の在籍していた建築学科でも、どのような建築物を設計すれば大分県が変わることができるのか、といったコンセプトで授業を行うこともありました。

満足していること：ゼミ・研究室

教授一人一人の、大分県の歴史や文化、建築に関する知識が豊富だったことです。建築を学ぶ上で、歴史的背景や文化は非常に重要で、初めて知ることばかりでした。また、そういった知識が大分県に限定されるのではなく、他の地方都市だったらなどという仮定の話で展開され、建築に対する見識が広がりました。また、建築を学ぶ学生にとっては十分な研究室になっており、夜間の制作や、ベクターワークスといったCAD設備も充実していました。

満足していること②：進路・就職

私が進路や就職で満足しているのは、進路相談指導員の経歴です。私が就職活動を行う際に担当してくれた進路指導員は、元電通の営業マンでした。建築業界だけを志望していた私の適性を見抜き、幅広い業界で働くことの面白さを教えてくれました。また、進路指導室にはOBの就職活動履歴が置いてあり、学生と元学生をつなぐシステムもしっかりと構築されていました。進路指導員からは、広告代理店にウケる面接のプレゼンなど、本では学べない生きた就職活動のノウハウをたくさん教えてもらいました。

不満に感じていること：キャンパスの環境

不満だったのはキャンパスの立地です。大分県大分市にある大学でしたが、大分の中心地からは距離があり、ドラマのようなキャンパスライフを想像して入学すると、そのギャップにがっかりしてしまいます。大学構内も、どの時間帯でも閑散としており、コンビニやファーストフード店もないため、毎日代わり映えのないメニューの並ぶ学生食堂でご飯を食べることになります。また、山の上に立地している大学のため、通学も一苦労でした。

不満に感じていること②：部活動

不満に感じたのは、部活動の少なさです。チアダンスや野球に力を入れている大学なので、その他の大学公認の部活動運営には力が入っていないように思いました。そういった現状に納得できず、大学から許可をもらい新しい部活動の設立に向けて部員の募集をかけるなどしましたが、大学側から連絡なくポスターをはがされるなど、学生の意思を尊重してもらえませんでした。大学として力を入れている部活動の学生が授業中に迷惑行為を行なっても、見逃されている現状がありました。

日本文理大学のおすすめ学部：情報メディア学科

これからの時代、ますます需要が加速していく情報メディアを学ぶことができるからです。テレビ番組のスタジオのようなセットもあり、メディアを作りたいと考えている学生が主体的に学習できる設備も充実しています。

日本文理大学に通って良かった？

私がNBUに通ってよかったと思うのは、大企業の子会社へ就職することができたからです。学生が専門分野を学ぶために必要な設備や、幅広い専門知識を持った教授の教えが作品の制作に生かされ、就職活動時のポートフォリオが充実します。大学へ通う目的は様々だと思いますが、卒業後に就職することを目的に入学するのであれば、非常に良い大学でした。また、大分県の企業とも太いパイプがあり、地元で就職したいと考えている学生や、大分で就職したいと考える学生にとっても心強い大学です。