武蔵野美術大学の評判・口コミ【造形学部編】
最終更新日:2020/12/12
今回は、武蔵野美術大学 造形学部デザイン情報学科に現在通っている3年生に武蔵野美術大学の雰囲気や魅力、特色について、伺いました。回答の中で、進路・就職、図書室のクオリティなど、在籍している人ならではのリアルな口コミ・評判を教えていただくことができました。後半パートでは、武蔵野美術大学に通って良かったかについても、ずばり回答していただきましたので、ムサビのデ情に対するイメージを具体的にしたいとお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。
回答者プロフィール
- 大学:武蔵野美術大学 造形学部デザイン情報学科
- 状況:現在大学に通っている(大学3年生)
- 性別:女性
- 総合評価:★★★★☆(満足)
武蔵野美術大学の特徴
現在のムサビと他の美術大学の決定的な違いは「グローバル化」です。ムサビは現在世界各地の美大8校への協定留学制度を設けており、毎年多くの生徒がポートフォリオ提出と面接を経て海外へ飛び立っています。また学科によって必修で受けなければならない英語の授業があったり、長期休みを利用して海外でのワークショップを行う「国際交流プロジェクト」が開講されており、長期留学を考えていない生徒にも海外へ目を向けることの大切さや機会が与えられています。なにより、海外からムサビに入学・留学・編入する生徒も多く、校内での国際交流も活発だと言えます。
満足していること:進路・就職
ムサビでは通常の講義や課外授業を通して、様々な職種に就いている方からお話を伺える機会が多くあります。『キャリア設計』という授業では毎週異なる企業に務める方が講義を行い、「就職」に対して考え方がガチガチに固まっている生徒達も力が抜けてしまいそうな良い意味で面白く興味深い失敗談や成功談をしてくださいます。著名なアーティストが特別講義を行う『インスティゲーター』という企画は、単位とは関係ないにも関わらず整理券がすぐに配布終了してしまうほど人気です。これらほとんどに共通して感じたことは、この人たちは「理想の押しつけ」ではなく「生き方の提案」をしてるんだということ。そこが私の満足している点です。
満足していること②:図書室のクオリティ
ムサビには知る人ぞ知る、とても立派な図書室があります。4年間でこれらを読むのは不可能なのではないかという量の、美大に特化した本が壁を埋め尽くしています。本のラインナップも勿論ですが、それ以外の設備も充実しています。充電できるコンセントがついた上に前と左右が仕切られ、周りを気にすることなく読書や勉強に集中することができる机がいくつもあったり、リラックスした姿勢で本を読むことができる一風変わったソファがところどころにあったりと、図書室を自分に合った使い方で利用することができます。
不満に感じていること:キャンパスの立地
立地・交通がとにかく不便です。最寄りの鷹の台駅から大学までは徒歩20分なのですが、公園もしくはその脇の道路を通らなければならず、公園の場合は目や口に虫がはいるのは日常茶飯事、見たことのないような虫に遭遇することもありますし雨の日は膝まで泥だらけになります。道路を歩く場合も歩道が狭いため非常に危険、夜はとても暗く一人で歩くのは危険です。大学から度々不審者の注意喚起が届きますがそれならもっと通学路を改善してほしいです。国分寺から大学までのバスもありますが雨の日は特に人が多く、せっかく間に合う時間に並んでいても満員で乗れないことがあります。
不満に感じていること②:サークル
制作系のサークルはまた別ですが、この大学には「サークルに命を捧ぐ人」が少ないように感じます。それはおそらく課題や自主制作活動を大事にしており、サークルは余裕があったら参加する優先順位の低いものと捉えている人が多いからだと思います。こういった風潮のおかげで気軽にサークルに参加できるのは魅力的である一方、本気でサークルに取り組んでいるひととのギャップが生まれることも多々あります。不満な点は、その本気で取り組んでいるひとが報われるような設備が充実していない点です(各ダンスサークルや音楽サークルの練習場所が取り合いになってしまう、など)。
武蔵野美術大学のおすすめ学部:デザイン情報学科
ムサビ一課題が多い鬼畜学科と呼ばれている場所です。幅広いことを学べるのがメリットなのですが、最初から自由に選べるわけではなく一通りのことを膨大な課題をこなしながら経験しなければなりません。人によっては興味のないことをやらなければならず苦痛にも感じますが、視点を変えれば、どの学科よりもやりたいことを突き詰められる学科だと思います。
武蔵野美術大学に通って良かった?
やはり、大学構内などで自分の好きなことをしていても(法に触れていない限り)変な目で見られることが少ない点が大きいです。もちろん興味を持ってくれるひとや好奇心の目で見られることはありますが、深く考えずに否定する発言をされることは少ないです。社会に出たらこんなにも伸び伸びと自分を表現できるかわからない私たちにとってこの環境は天国ともいえます。自由に設備を使い、人脈を広げ、どんなことにも挑戦し失敗しても怒られない素晴らしい環境です。
ほかの学生による投稿口コミ(武蔵野美術大学 造形学部)
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回答者プロフィール
- 大学:武蔵野美術大学 造形学部 空間演出デザイン学科
- 状況:大学卒業後、2年以内
- 性別:女性
- 総合評価:★★★★★(大満足)
武蔵野美術大学の評判・口コミ【造形学部編】
志望理由
高校から美大を志望していたのですが、何を先行すればいいのか分からなくなった時、たまたま行った展示で立体物のデザインに興味を持ち始めたのがきっかけです。この大学にした決め…続きを読む
学んでいること
私の在籍していた空間演出デザイン学科は、ファッション、舞台美術、インテリアなど幅広く空間に纏わるデザインを学べる学科でした。特にインスタレーション等も多く取り入れるので…続きを読む
満足している点
環境整備
①生徒は学科問わず無償でAdobeのソフトが使い放題
②コアな専門書などを含む書籍が数多く並んだ大きな図書館がある
③専門に特化した学科ごと…続きを読む不満に感じている点
武蔵野美術大学は鷹の台という駅にあります。電車であれば国分寺から乗り換えて2駅、駅からも徒歩20分ほどかかります。広い敷地で豊かな自然に囲まれて授業を受けられるのは利点…続きを読む
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回答者プロフィール
- 大学:武蔵野美術大学 造形学部 デザイン情報学科
- 状況:大学卒業
- 性別:女性
- 総合評価:★★★★☆(満足)
武蔵野美術大学の評判・口コミ【造形学部編】
志望理由
私は小学生の頃から絵を描くのが好きで、高校も美術系の学科があるところへ進学しました。しかし、絵で食べていくのは現実的に厳しいと思い、東京芸術大学のデザイン科を志望して受…続きを読む
学んでいること
デザイン情報学科は浅く広く、デザインを中心とした様々な視覚メディアを履修できるという強みがありました。私は絵を描くことに固執するのをやめ、グラフィックデザインだけでなく…続きを読む
満足している点
デザイン情報学科はデザインの分野だけでもグラフィックデザイン、エディトリアルデザイン、Webデザインを専任の教員から学ぶことが出来ます。デザイン以外ではブランディング、…続きを読む
不満に感じている点
就職できることが重視されることは人によっては喜ばしいことかもしれません。しかし、作家になりたかったり、ガツガツ就活したくないと思う人には、かなり居づらい環境だとは思いま…続きを読む
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回答者プロフィール
- 大学:武蔵野美術大学 造形学部 油絵学科
- 状況:現在大学に通っている(大学4年生)
- 性別:女性
- 総合評価:★★★★☆(満足)
武蔵野美術大学の評判・口コミ【造形学部編】
志望理由
元々得意であった絵の能力を伸ばして作家になることにより、社会と繋がることができたらと思ったためです。ちなみに、多摩美術大学の絵画学科も受かったのですが、学費が今の大学の…続きを読む
学んでいること
実技と座学のバランスがよく学べたと思います。メインとなる実技では定期的に自分の作品の講評会が開かれます。理屈をつけて話すというと聞こえが悪いかもしれませんが、自分のして…続きを読む
満足している点
美術を勉強し研究をする上で参考資料はとても重宝します。新しいアイデアというものは、既出のものを比較対象として議論に持ち込むなどした上で確立されることが多いからです。さら…続きを読む
不満に感じている点
学生はアルバイトや友人と余暇を過ごしたり、勉強のために学外でのリサーチにも出かけます。学費を払っている以上、大学のスケジュールをしっかりとこなすことはもちろん必要ですが…続きを読む
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回答者プロフィール
- 大学:武蔵野美術大学 造形学部 建築学科
- 状況:現在大学に通っている(大学4年生)
- 性別:女性
- 総合評価:★★★★★(大満足)
武蔵野美術大学の評判・口コミ【造形学部編】
志望理由
高校生のころ見に行った劇団四季から影響を受け、舞台美術をやりたいと思っていました。また、建築にも興味があり、将来自分で住む家を自分で設計したいなと思い、どちらも勉強する…続きを読む
学んでいること
基本的に建築設計、建築意匠について学びます。課題の終わりには毎回プレゼンを行うので、そのために用意する資料制作のためにグラフィックにも強くなります。専門分野以外では彫刻…続きを読む
満足している点
まず、建物がとてもかっこいいです。最近では特に藤本壮介氏設計の図書館が有名ですが、それ以外にも芦原義信氏により設計された油絵学科棟が特に素晴らしく、大学へ通うのがとても…続きを読む
不満に感じている点
美術大学へ通っていると、様々な人に出会い、様々な考え方に触れます。すると、自分の生き方や指標を見失い目標がブレてしまうことがあります。私もそのような時期がありましたが、…続きを読む
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回答者プロフィール
- 大学:武蔵野美術大学 造形学部
- 状況:現在大学に通っている(大学3年生)
- 性別:女性
- 総合評価:★★★★★(大満足)
武蔵野美術大学の評判・口コミ【造形学部編】
志望理由
高校生のときからポスターやロゴ、パッケージなどのグラフィックデザイン、テレビCMやインタラクティブデザインなど、デザイン全般に興味があったので、美術大学進学を目指しまし…続きを読む
学んでいること
ポスターや雑誌表紙、パッケージなどのグラフィックデザインはもちろん、HTMLやCSSなどのウェブコーディング、perlやC言語などのプログラミングも学びました。グループ…続きを読む
満足している点
大学内には、デザインや美術書が豊富に揃った図書館があり、美術館もあります。美術館は定期的に展示内容が入れ替わり、無料で閲覧できます。都内の美術館や博物館までは決して近い…続きを読む
不満に感じている点
大学は都心から外れた田舎にあります。作業着のまま大学外のコンビニや個人飲食店へ気軽に立ち寄れる自由でのどかな雰囲気はとてもいいですが、都心に出るまで多少の時間がかかりま…続きを読む
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回答者プロフィール
- 大学:武蔵野美術大学 造形学部 工芸工業デザイン学科
- 状況:大学卒業後、2年以内
- 性別:女性
- 総合評価:★★★★★(大満足)
武蔵野美術大学の評判・口コミ【造形学部編】
満足している点
専攻数が多く、自分の専門領域外にも精通している人が沢山いるため、異業種交流のようなものも盛んです。なにか新しいことを始めたいと思えば、他学科や他大学の知り合いやOBOG…続きを読む
不満に感じている点
最寄り駅からは大きなキャンバスや画材を持っていくには距離があり、また玉川上水の近くは道も悪いのでキャスター付きの画材セットを持っているときは国分寺からバスまたはタクシー…続きを読む
おすすめ学部:造形学部 工芸工業デザイン学科
日本の中でトップクラスに幅広い素材を扱える学科です。金工・木工・陶磁、ガラスといった工芸のほか、インテリアデザイン・インダストリアルデザインも専攻できます。工芸分野に進…続きを読む
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回答者プロフィール
- 大学:武蔵野美術大学 造形学部 油絵学科
- 状況:現在大学に通っている(大学3年生)
- 性別:女性
- 総合評価:★★★☆☆(ふつう)
武蔵野美術大学の評判・口コミ【造形学部編】
満足している点
教授陣はその業界の最前線にいるような豪華な顔触れです。私の所属している油絵科の教授方は、画力が高く受賞歴が多数あるのはもちろん、人格的にも優れています。私は今、先天的な…続きを読む
不満に感じている点
学費の高さは非常に重大な問題で、早急に解決するべきだと思います。年間約170万円もかかる理由が全く分かりません。私立の美術大学とはいえあまりにも高額過ぎます。殆どの学生…続きを読む
おすすめ学部:油絵学科
ムサビはデザイン系の学部が多いのが特徴ですが、あまりにも忙しくそして先生からのパワハラもあると聞き、心身を病むだろうと思いました。それに比べて油絵学科は、まだムサビ内で…続きを読む
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回答者プロフィール
- 大学:武蔵野美術大学 造形学部
- 状況:大学卒業後、1年以内
- 性別:女性
- 総合評価:★★★★★(大満足)
武蔵野美術大学の評判・口コミ【造形学部編】
満足している点
学生の頃からサークルで真面目に活動していたおかげで企業とのコネクションが出来たためです。いろいろなサークルがありましたが、いくつかに所属していたため様々な個性のある友人…続きを読む
不満に感じている点
もちろん仲の良い友人や尊敬出来る友人もたくさん出来ましたが、なにしろ美術大学なので・・・人間として程度の低い方が周りに多かったのが一番残念でした。こちらが強く出ない性格…続きを読む
おすすめ学部:造形学部
諦める、妥協するということを学ぶことができるためです。完璧を求めがちですが、決められた期限内に課題を提出するということは必ずなにかを諦めなければならないということです。…続きを読む
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回答者プロフィール
- 大学:武蔵野美術大学 造形学部 工芸工業デザイン学科
- 状況:大学卒業後、1年以内
- 性別:女性
- 総合評価:★★★★★(大満足)
武蔵野美術大学の評判・口コミ【造形学部編】
満足している点
個性豊かな人々が共存していて、さほど大きいわけではないキャンパス内には、様々な設備もぎゅっと集まって充実しています。彫刻学科の友人に大きな彫刻アトリエを案内してもらって…続きを読む
不満に感じている点
制作に没頭するにはほどほどに都会から離れた閑静な住宅街は適した環境なのかもしれません。しかし、私はあまり好きな街ではありませんでした。2時間かけて通学していて、経由地の…続きを読む
おすすめ学部:彫刻学科
設備が立派で、大きな作品も開放的な空間でつくれます。一流作家の話も身近に聞けて、夢を持って没頭できる空間だと思いました。私の学科と少し似たことをしているので親近感があり…続きを読む
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回答者プロフィール
- 大学:武蔵野美術大学 造形学部 彫刻学科
- 状況:大学卒業後、2年以内
- 性別:女性
- 総合評価:★★★★★(大満足)
武蔵野美術大学の評判・口コミ【造形学部編】
満足している点
彫刻学科は各素材ごとに専用の工房がありますが日本の美術大学の中でもかなり整った設備の中で作品作りができます。基本的な工具はもちろんのこと、工房によってはクレーンや電気窯…続きを読む
不満に感じている点
最寄り駅が西武国分寺線の鷹の台駅ですが、そこから徒歩18分ぐらいかかります。緑が生い茂る玉川上水沿いの道は昼間は景色もよく散歩に最適ですが、夜はとても暗いためその道を避…続きを読む
おすすめ学部:油絵学科 版画専攻
油絵がアートの主流と一見思われがちですが版画専攻は少人数制で各版画技法をしっかり学ぶことができとてもオススメです。人数に対しての先生も多く制作環境を整っているためのびの…続きを読む
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武蔵野美術大学(造形学部)専用掲示板
武蔵野美術大学 造形学部の基本情報
目次
武蔵野美術大学の特徴満足していること:進路・就職
満足していること②:図書室のクオリティ
不満に感じていること:キャンパスの立地
不満に感じていること②:サークル
武蔵野美術大学のおすすめ学部:デザイン情報学科
武蔵野美術大学に通って良かった?
武蔵野美術大学(造形学部)専用掲示板
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