西九州大学の評判・口コミ【リハビリテーション学部編】

満足していること：国家試験対策が充実している

大学の授業等専門科目を学ぶ際、国家試験に出やすい場所や臨床上で重要な場所について重点的に講義を行っていることです。また四年次９月より国家試験対策の詳細なカリキュラムが行われます。例として、模擬試験を10回程度解く、過去問題集10年程度の解答作りをするといった対策をしておりました。また、グループで分担して詳細な解説を作成し、教えあうことで知識の定着を図りましたし、一部の頻出箇所においては教員の方々に特別講義を行っていただきました。

満足していること②：臨床経験が長い講師が充実している

専門科目等の臨床で重要な分野の講師の方々は、ほぼ全員が一定以上の臨床経験がある講師の方です。そのため臨床で必要とされている知識や手技について実用的に教えていただく事が出来ますし、授業時間外での手技の練習でも的確な指導をしていただけます。また数か月の臨床実習では実際に患者様の治療計画の作成や治療を行うのですが、その際にも指導を仰ぎやすくなっております。卒業後においても臨床上の疑問などを質問しやすい環境になっております。

不満に感じていること：大学周囲に施設や公共交通機関がない

大学自体が地方の山沿いに有るため、大学周辺に店舗がほぼありません。コンビニエンスストアはありますが、飲食店、銀行、郵便局に行くには徒歩30分以上かかります。しかし逆に言えば勉学に集中できる環境が整っているともいえます。ですが、緊急で講義に書類が必要な場合などは不便でした。大学がある佐賀県神埼市には他の自治体とを繋ぐバスとJRがありますが、駅まで徒歩30分ほど掛かります。自治体内では1日に数本の小型バスがありますが、講義に使う時間には間に合いません。しかし幸いなことにスクールバスが神埼駅と大学を無料で接続しています。また佐賀駅と大学間は有料ですがバスがあります。

不満に感じていること②：生徒の自主性が重要視されていない

国家試験の勉強の際など、グループワークの強制が有ります。生徒全体の学力を上げることには大きな効果がありますが、1人で勉強したい生徒には少しやりづらい環境です。グループワーク自体が授業の一環であるため、学習方法も同じものでやるように強制されてしまいます。そのため自分に合った学習方法が行いにくくなっている場面もあります。しかし私が卒業した年度は国家試験合格率が高かったため、最終的には問題なかったのだと思います。

西九州大学のおすすめ学部：リハビリテーション学部

リハビリテーション学部は作業療法士、理学療法士の国家資格を取得できる学部です。そのため就職率が100％近くになっております。また佐賀、福岡、長崎の九州北部において多くの就職先があります。また卒後研修も毎年行われていますので就職後も学びやすい環境になっています。

西九州大学に通って良かった？

現在病院内の作業療法士、理学療法士の数は飽和しており、施設や訪問でのリハビリテーションが不足している状況だと聞いています。そのため将来的には転職先が少なくなることが予想されます。またリハビリテーション関連職の給料は安定していますが多くはない状況で、昇給もあまりないため将来の生活に不安を覚えています。また、もともと他の医療職を志望しており西九州大学への入学は滑り止めだったこともあり、どちらとも言えないを選びました。