茨城大学の評判・口コミ【理学部編】

茨城大学の特徴

茨城大学では、1年生の後期か2年生の前期に、必修で「茨城学」という講義があります。この講義では、茨城県に詳しい人や茨城県の産業に携わる人などが多く登壇して魅力を伝えたり、これからの課題についてグループディスカッションしたりします。ご存知の方も多いとは思いますが、茨城県は都道府県の魅力度ランキングで何度も最下位になっています。このことから、県外から学びに来ている人も多い茨城大学の学生に、まず魅力を伝えたいのだと思います。毎回、感想用紙のようなものを書かされますが、出席していれば単位の取得は問題ありません。

満足していること：サークル

水戸キャンパスの端に「しえん会館」という建物があります。サークル単位で申請することで部屋を借りることができます。部屋は10個以上あり、水曜日の午後などサークル活動が活発な時間帯は、多くのサークルがここで活動しています。また、この建物の一階には「しえん食堂」があり、食事をしたりクレープなどの軽食を食べたりできます。自動販売機などの設備面でも充実していると感じています。他の大学では、講義棟の教室を借りてサークル活動を行うことが多いと思いますが、この「しえん会館」があることで、メリハリのある活動ができるのでお勧めです。

満足していること②：ゼミ・研究室

本格的なゼミは3年の後期から開始となります。しかし、1年生の前期から「主題別ゼミナール」というものがあり、ゼミのように6人ほどの生徒に対して、1人の教授が担当となり、そのクラス単位で講義を行うものがあります。ゼミが開始する前にもゼミの感覚を体験することができるので良いです。3年後期からのゼミに関しては、それまでの成績はあまり関係なく、自分が興味のある分野のゼミに入ることが比較的容易なので、ぜひその時期までにやりたい研究を考えておくといいと思います。

不満に感じていること：学務の対応

多くの学生は、講義に関連する費用のやりとりや、設備を利用する際などに学務を利用します。その際の対応があまりよくありません。大学関連の費用に関しては、とにかく申請してからの仕事が遅く、急ぎの用事でも、何週間も待たされることもあります。ですから利用する場合は、期間に余裕を持つことをお勧めします。設備の利用に関しても、事務処理が面倒なのか、利用を渋られることがあります。正当な理由である場合は、基本的に利用させてもらえるものがほとんどなので、粘り強く交渉したほうが良いです。

不満に感じていること②：キャンパスの立地

キャンパスの立地が交通面と、大学周辺の商業施設の両面から悪いです。交通面については、最寄り駅から車で20分ほどかかる場所です。そのため、一人暮らしの学生のほとんどは、大学周辺のアパートに住んでいます。自宅から通っている学生については、片道で1～2時間かけて通っている学生も多いです。そして、大学周辺の商業施設が少なく、車などを持っていないと遊ぶ場所が限られてきます。そのせいか、学年が上がるにつれ、車を持ち始める人が多く、誰かの家で遊ぶことも増えます。

茨城大学のおすすめ学部：教育学部

茨城大学は教育学部の学生の割合が多く、学びの環境が一番整備されていると感じます。また、教育学部では違う学科の学生と交流する機会が多くあるので、交友関係も一番広がりやすい学部だと思います。教育実習や採用試験など、教師になるために大変なことは多くありますが、充実した大学生活になると思います。

茨城大学に通って良かった？

大学の講義は余裕があり、サークルなどに打ち込める環境があると思います。ただしゼミに関しては、長時間拘束されるところもありますが、そのようなゼミには学習意欲が特に高い学生が所属しているので、ミスマッチなどは少ないと思います。主体性を持ってどのような学生生活を送りたいか考えることは、大学生活を無駄にしないためにも必要だと思います。また、田舎ということもあり新しいものに触れる機会は都会に比べ少ないので、そこは全体的に見てマイナスです。