岡山理科大学の評判・口コミ【総合情報学部編】

岡山理科大学の特徴

「理科大学」なのに数学や理科の教員免許だけでなく小学校や文系科目の教員免許も取得することができます。数年前まで系列大学の通信制課程に通わなければいけなかった小学校の教員免許や数年前まで取得することができなかった国語・英語などの文系科目も網羅しました。また、原則は母校での実施となっている教育実習も希望すれば付属中学・高等学校で実施することが可能です。付属中学・高等学校は大学と同じ敷地内にあるので実習の合間に研究を進めたり柔軟に活動することができます。

満足していること：ゼミ・研究室

ゼミ担当の先生との相性がよかったのもありますが、大学生（学部生）のうちに学会に参加できたことはとても有意義な体験でした。先生いわく、通常学会に参加するのは大学院生になってからという大学・研究室も多いうえ、1度も学会に参加したことのない大学生・大学院生も多い中で大学生のうちに学会に参加し、大勢の前で自分の研究を発表することができました。この体験は、就職活動においても大きな自己アピールの材料になりました。

満足していること②：キャンパスの立地

大学自体は山の上にあり「理大坂」（りだいざか）と呼ばれる心臓破りの坂を上らなければ登校できないのですが、岡山駅まで自転車で30分、バスや電車でのアクセスも最高です。岡山駅周辺にはボウリング、カラオケ、ゲームセンター、ショッピングモールと遊ぶには困らないくらい娯楽施設がたくさんあります。実家から通っている人、下宿している人問わずみんなでカラオケやボウリングで遊んで帰ることも可能で、私もよく遊びすぎだと親に怒られていました。

不満に感じていること：授業

授業のクオリティ・内容などが担当する先生によってバラバラで、「当たり」の先生の授業と「ハズレ」の先生の授業では比べ物にならないくらい違います。複数の先生が開講している科目もありますが、担当する先生によって難易度も単位の基準もバラバラで「当たり」の先生を探すところからしないといけません。また、大学側も「授業は各先生に任せている」というスタンスなのでよっぽどのトラブルがない限り、介入は期待できませんでした。

不満に感じていること②：進路・就職

岡山県内の就職にはとても強くコネやパイプも多いのですが、県外就職にはとても弱いです。私は最初から地元でも岡山県でもない県外への就職を考えていたのですが、大学主催の就職説明会・面接会等は岡山県内の企業ばかり、自分で就職サイトから探すしかありませんでした。また、あまり相談に乗ってくれるタイプではないので、特に「これ！」といった支援はありませんでした。もちろん、何もしてくれないわけではないのですが、あまり期待はできません。

岡山理科大学のおすすめ学部：教育学部

最近新しくできた学部ということもあり、キャンパスがきれいです。また、小学校の教員免許や中学・高等学校の文系科目の教員免許を取ることも可能なうえ、かなり忙しくはなるものの理系科目をとることも夢じゃない！？かもしれません。理系科目の教員免許で培われたノウハウは小学校の教員免許、文系科目の教員免許にも生かされているので「理系脳な文系教師」を目指せます。他大学・他学生との交流も盛んにおこなわれており、教師になるにはうってつけだと思います。

岡山理科大学に通って良かった？

先述のように先生の当たり・ハズレがひどく、当たりの先生の授業は何度でも受けたい、とてもためになるものばかりでしたが、ハズレの先生はアカハラすれすれの対応もありました。大学側も基本的に「知らぬ存ぜぬ」といった姿勢なので解決はあまり期待できませんでした。以上のことから、「当たり」の授業・研究室に当たればバラ色の大学生活、「ハズレ」の授業・研究室に当たればアカハラすれすれ、ブラック企業顔負けの仕打ちが待っているので差し引きはトントンかなと思います。