佛教大学の評判・口コミ【教育学部編】

佛教大学の特徴

名前からわかる通り、「仏教系の大学」というのが一番の特徴です。実家の寺を継ぐために入学したという学生も、かなりの数がいるようです。当然、仏教学科の先生たちは現役の僧侶ですし、一般教養には親鸞聖人の教えや、仏教の成り立ちなど、仏教に根差した授業も多くあります。多くの仏教系私立大学がそうであるように、佛教大学もまた、経営状態にはかなり余裕があるように見受けられます。キャンパスは狭いですが、建物等は新築で綺麗です。中庭には親鸞聖人の銅像があり、その額に「肉」と落書きをした学生が退学処分になったという、いかにも仏教系らしい伝説も残っています。

満足していること：キャンパスの立地

キャンパスは京都市内でありながら、中心地からは少し離れた地域にあります。京都という土地柄、中心地にあると、どうしても観光客で溢れて通学が不便になりがちですが、佛教大学は北の外れにあるため、とても静かで落ち着いています。大勢の観光客で鬱陶しい思いをさせられることもありません。とはいえアクセスは良く、市バスで簡単に中心地まで行き来できるのも、魅力の一つです。さらに、キャンパスからもう少し北に上がると、源光庵という風光明媚な寺もあります。観光客の少ない隠れスポットで、さらに高台に位置しているので境内から京都市内が見張らせます。

満足していること②：通信制度

最近では通信制の大学も増えてきましたが、佛教大学は学べるコースがとても多いように思います。条件をクリアすれば資格が取得できるコースも多いので、社会人をしながら資格を取りたいという人には最適です。課題はちょっと多いですが、その分、普通に通学しているのと大差ないくらい、しっかり学べているという実感が持てます。また、市内の中心地からは離れているものの、アクセスが良いので、スクーリングに際しても便利で困ることがありません。

不満に感じていること：アルバイト・インターン

他大学と比べてどうかはわかりませんが、アルバイトやインターンの斡旋は少ないように感じます。掲示板にアルバイト募集の紙が貼ってあるのは見たことがありますが、数は少なく、内容もあまり魅力的ではありません。ゼミ紹介や口頭試問の案内など、学科内でアルバイトを募集していることはあり、そのときは良い給料がもらえます。ただ、機会が限られているので、競争率は激しくなります。以前、友達が学校からの斡旋で、寺の掃き掃除のバイトをしていました。そのような仏教系の大学ならではの面白そうなバイトをもっと斡旋してほしいです。

不満に感じていること②：留学制度

せっかく世界の観光都市にある学校なのに、学びに来ている留学生はほとんどいません。いたとしても、中国系が多く、集団で固まっているので、あまり関わり合いになりたいと思える状況ではありません。もうちょっと広く学びの場をとって、いろいろな人種と関わりあう環境を整えることを希望します。また、こちらから海外に行く制度も、もしかしたら整っているのかもしれませんが、まったく耳にしません。もし留学制度があるのなら、もっと積極的に斡旋してもいいのでは？と思っています。

佛教大学のおすすめ学部：教育学部

先生たちの専攻が様々で、いろいろな分野を勉強できたからです。臨床心理学科は派閥争いが激しく、大学によってカラーが決まっているところが多いのですが、この大学は、それぞれ違う派閥の先生方がいらっしゃるので、偏りなく学べます。

佛教大学に通って良かった？

私の場合は、社会人から入ったということもあり、もともと「どこの学校でもよかった」という思いがベースにあります。その分、大学への期待はそれほどありませんでした。そう考えると、「ここの大学は失敗だった！」と思えるほどひどい状況ではなかったし、結果的に無事に目的を果たすことができたので、「まぁここの大学にして損はなかったかな」という印象です。若い人たちがキャンパスライフを楽しむのには、少し物足りないかもしれませんが、目的を果たすためだけに通う分には、申し分ありません。