駒澤大学の評判・口コミ【文学部編】

駒澤大学の特徴

スポーツが得意な仏教系大学です。入学式などはやはり仏像を据えた体育館で実施されます。荘厳ですが少し不思議な雰囲気です。また、駅伝をはじめスポーツの有名な大学です。駅伝など見ない家庭に育ちましたが、入学してからのお正月は必ず駅伝視聴という習慣が定着しました。基本的に体育会系色の強い大学のため、学食などは体育会系のがっちり系の生徒で占拠されがちです。文系の自分にとっては少し肩身の大学でしたが、なかなか楽しい4年間でした。

満足していること：授業

授業に満足しています。特別に偏差値が高い大学ではありませんが、素晴らしい先生方がたくさんいらっしゃいました。特に宗教学の授業が印象的でした。日本人の宗教観の特徴のほか、いわゆる新興宗教を専門にした授業が面白かったです。また、歴史系の授業では考古学専攻の場合、遺跡に赴いて発掘調査などを経験することができました。ただし、学生全体を見渡した際、あまり勉強熱心な生徒は多くないように感じられました。その温度差が少し嫌になることもありましたが、授業は面白いものが多かったです。

満足していること②：ゼミ・研究室

サークルよりの研究室に所属しておりました。歴史系の研究室で、様々な機材を揃えた専門的な部屋のほか、所属する学生で談笑できるようなスペースもありました。また、先輩の層も厚く、実地で調査や研究をする場合の良いツテがたくさんありました。就職などの相談をしていた方も多かったかと思います。また、先生たちも頻繁に顔を出してくださり、食事にも誘ってくださいました。研究室に所属している学生としていない学生では、知識のほか、人脈などでも大きな開きがあったように感じます。

不満に感じていること：キャンパスの立地

これは仕方のないことですが、最寄り駅が私鉄の１路線のみで、通学に非常に苦労した覚えがあります。朝はいつも満員電車でなかなか苦労しました。学校の横に大きな公園があるのは良いのですが、学生向きの安めのお店が少なく、お昼のお店にもなやんだ覚えがあります。また大学のすぐ側には大きな幹線道路があり、騒音のほか、空気も悪かったように感じられます。また、道路はいつも学生でいっぱいで歩きにくかったようにも思います。

不満に感じていること②：進路・就職

就職をサポートしてくれる部署が備わっていましたが、あまり役にたった覚えがありません。過去に先輩が何人か入社した企業に就職しましたが、労働基準法違反が当たり前のブラック企業で、何かしらのアラートがあればよかったのになとも感じました。もちろんそこまでの情報収集が難しいことは理解していますが、入社後の学生の様子を確認するなど、新卒がブラック企業に入社するのをやめるようなフィルター機能になってくれるなどがあればありがたかったなと感じています。

駒澤大学のおすすめ学部：医療健康学部

駒澤大学の主旨とは少し逸れますが、今後は知識よりも技術を身につけた方が良いようにも感じています。あまり偏差値の高い大学ではないですし、卒業後、一般企業ではなかなか苦労することもあると思います。それであれば専門的な技術をみにつけた方がよいのかなと思いました。

駒澤大学に通って良かった？

授業とゼミは非常に満足していますが、体育会系の学風と就職のサポートの手薄さにより、トントンになってしまっているように感じます。また、偏差値がそれほど高くない大学ということを理解した上で入学しましたが、やる気のない生徒の多さに驚きました。やはり滑り止め大学なのか仕方ないと思いますが。楽しい思い出もたくさんありますが、やはり大学名で判断されることも多く、やはり有名大学にはいるべきだな、という思いを強く改めました。