北里大学の評判・口コミ【獣医学部編】

北里大学の特徴

いわゆる理系大学です。医療系に重きを置いています。獣医学部動物資源化学科は家畜をメインに授業や実習を行います。最初の１年だけ、どの学部生も神奈川県相模原市にある相模原キャンパスで一般教養を習い、その後薬学部は東京、獣医学部は青森、看護学部や医療衛生学部は神奈川のキャンパスに移動します。青森のキャンパス内では家畜動物をはじめ、愛玩動物も飼育していて、３年後期から研究室に配属されると飼育動物の世話が始まります。動物を扱うからといって就職先は動物関係に限られず、胚培養士や農学系の公務員、食品関係の大企業、教職員と幅広いです。

満足していること：授業

授業はもちろん実習がとにかく多い学科です。実習の対象は家畜のみで、牛、馬、ヒツジ、ヤギなどの特性、扱い方を学びます。また、家畜の生殖関連のことも学ぶので、家畜の人工授精の内容、精子凍結の実習、精子のカウントなど、実際の現場で行われている作業を模擬的に体験できます。また、体内で起こっている化学反応、それにより体が保たれている仕組みなども、学習した内容を真面目に覚えれば理解することができます。

満足していること②：サークル

大学公認・非公認問わず多くのサークルがあり、どのサークルもある程度の人数が所属し、頻繁に活動を行っています。活動参加に強制があるサークルはほとんどなく、それぞれがなんとなく楽しいから、好きだからという理由で集まります。最近では、サークルで遠出を企画するところも増え、大勢で旅行に行ったりするところも出てきました。スポーツ系の大学公認サークルであれば、大学内の体育館やテニスコート、グラウンドの利用可能時間が平等に割り当てられます。わざわざ少し遠い学外のコートに車を出し合って移動、お金を払ってコートを借りる･･･などということもなく、普段大学に行く感覚で楽しく活動できます。

不満に感じていること：進路・就職

大学では当たり前なのかもしれませんが、企業就職希望者向けの活動支援しか行われません。教職員をはじめとする公務員や医療現場に就職しようとする学生はほぼ、大学側からの支援は得られません。得られたとしても情報のみで、公務員試験対策や病院関連の就職試験対策などというものは一切ないです。自力で就職しなければなりません。さらに、大学が独自に開く就活セミナーは、就活をする人間にとって至極当然のことをまとめた資料を渡され、事務の人間が朗読するだけという粗末なものです。外注したセミナーもほとんどが某有名就職情報サイトのもので、完全に大企業向けのセミナーと自社のシステム自慢しか行われません。

不満に感じていること②：キャンパスの立地

いかんせん、本州最北端の青森に獣医学部は左遷されるわけですから、良いところといえば家賃が安いことくらいしかありません。冬は雪が降り、路面も凍結しますので歩くには遠く、車での移動も慣れていないと危ないかと思います。現に毎年大学生が事故を起こしています。遊ぶところも近所にはなく、スーパーも２kmくらいは離れてしまうのではないでしょうか。快適な大学生活を送れるとはかぎりませんが、何はともあれ車は必須だといえるでしょう。また、地形的なものなのか、風が一年中強めです。洗濯物が何度か飛びました。就職活動にも移動費で何万円飛ばしたかわかりません。時給の安いバイトしかないのに泣く思いをしました。

北里大学のおすすめ学部：医療衛生学部

神奈川にキャンパスがあるので、バイトの時給もある程度高く、遊べる場所もあります。卒業すれば即戦力であり、一生ものの「国家資格」が手に入る学部です（学科はある程度限られますが）。卒業後、完ぺきではないにしろ、現場で使う知識をある程度身につけた状態で仕事を始められるというのは大きいのではないでしょうか。企業に勤めて一からまた学び始めるより、知識の保証として国家資格が与えられ、転職にも対応していて男女共に人口が安定している業界に就職できるという点で、医療衛生学部はおすすめだと思います。

北里大学に通って良かった？

希望のところに就職できたので特に不満はありませんが、大学のおかげで就職できたという実感は皆無なので、特にこの大学に通ってよかったと思うことはありません。私立大学ですので常識のないお金持ちの娘、息子が多く、人間関係を上手く築ける人間はあまりいないのではないかと思います。自分はお金を持ち歩かず、人に買ってもらうのが当たり前な人や、コンビニでバイトをしている友人に賞味期限切れの商品をもらって生きる人などもいました。ほかにも見渡せばよくわからない非常識人がちらほらいるでしょう。