千葉大学の評判・口コミ【国際教養学部編】

満足していること：高い自由度

一つの専門分野のみを学ぶわけではありません。したがって専門性に欠けると言われることもありますが、物事を一つの視点ではなく、様々な知見から見ることが重要であるという考えのもと、自分が興味を持った分野にはとことん突き進んでも良いという環境があります。世の中が複雑になってきているからこそ、意味がある考え方で、学生もみんな初めからやりたいことが決まっているのではなく、学びの中で決めていけるという点が私の満足している点です。

満足していること②：キャンパスの環境

キャンパスはとても広く、緑も多くあり、落ち着いています。周りに何があるというわけではありませんが、生活上必要なものは揃っています。また、キャンパスの中でも、図書館の解放時間は長く、自習するのに最適な環境だと思います。イングリッシュハウスという建物も生協の近くにあり、そこではネイティブの学生と英語を練習することもできます。そうした、学びたいことに合わせて身をおく環境を変えられる校舎はとてもいい雰囲気です。

不満に感じていること：授業

授業に関しては、幅広く学問が設置されているものの、その幅には偏りがあることが少し不満な点です。例えば、国際的観点からみる授業では中国のみに特定した文化背景を考える授業はあってもそれを普遍的に見る授業はありません。教授が教えられることを第一として科目が設置されている印象を受けています。一方で、少人数授業が完備されていたり、すぐに質問をしにいくことができる環境は整っているので、１度学び始めてからは、授業外のところで自身の関心分野を深めて行くことはできるかもしれません。

不満に感じていること②：留学制度

留学制度に関しては、もちろん自分が希望すれば行くことができます。しかし、その際、いわゆる「先輩の声」等を聞けるかと言われれば地域による偏りが大きいと思います。アメリカには行く人が多いけれども他の地域になると情報が一気に少なくなるなど。提携校も数が多いという印象は受けません。また、１度目の留学では奨学金制度も整っていますが、再び海外を自分の目で見たいと思い２度目の留学をするときはあまり支援が整っていないように感じます。

千葉大学のおすすめ学部：国際教養学部

新しい学部で、まだまだ改善すべきところがあったり、その体制には賛否両論あるものの、何より面白い学生が多く集まっているのはこの学部で、自分の持っていないものを周りから吸収できるのもいいところだと思っています。だから、私のオススメはこの学部です。

千葉大学に通って良かった？

学費のことを考えるとコストパフォーマンスもよく、先生方も親身だと思います。学生数が多いことも、たくさんの視点を知ることができるという意味で私自身にとってはプラスでした。情報が集まる東京から非常に近いながら、生活する場としては賑やかすぎず落ち着いたところにあることも、勉学に励むという点ではより集中してできます。以上の点から、私はこの大学に通ってよかったと思っています。