獨協大学の評判・口コミ【法学部編】

満足していること：アットホーム

大きな大学では、授業後に質問に行くことは難しいと思います。しかしこの大学では、熱心な教授が多いこともあり、わからないところを聞きに行くと個別対応してくれることがあります。また、少人数でクラスもあるため、同期の顔と名前を覚えやすく仲のいいグループも出来やすいです。埼玉にあるせいか、あまり派手な感じの子は少なく、周りに商業施設も少ないので学業に専念するにはぴったりだと思います。語学にも力を入れているため、希望すれば英語で授業を受けられます。例として、英米法を英語の文献を使って学ぶといったものなどがあります。

満足していること②：学費が比較的安い

都内の大学と比べると、学費はあまり高くない方だと思います。奨学金制度も充実している為、一定の要件を満たし成績優秀であれば学費が減額されます。頑張ったら頑張った分評価されやすいので、授業への参加意欲も高まるとてもいい制度だと思います。毎年、対象者が選ばれるのですが、結構な人数が選ばれるのでチャンスが多いです。中には母子・父子家庭の子もおり、学費の面ではかなりアドバンテージがあるのではないでしょうか。浮いた分のお金で資格取得を目指すことができ、充実した生活を送れました。

不満に感じていること：人脈が狭く就職に弱い

少人数制のデメリットでもありますが、OBが少ないです。入学時、多く人を取らないため仕方ないのですが、就職の際に他の大学と比べるとアドバンテージが少ないです。就職課とOBの連携もあまりよくないです。そのせいか、就職ガイダンスは参加する価値があるか微妙な内容ばかりです。そのため就職課を信用しない人も多いです。悪循環に陥り、いい大学なのにもったいないです。履歴書の書き方などではなく、もう一歩踏み込んだ内容をお願いしたいです。ガイダンスでOBを講師としてお招きすることがあるのですが、大手企業など実際就職するとなると手が届くか微妙なラインの方ばかり。学生の需要と大学側の供給に齟齬を感じます。大企業への就職に重きを置きすぎです。学生の満足度が大事だと思うので、そちらを重視してほしいです。例えば、ベンチャーやスタートアップでも良い企業はあるので、名の通った企業ばかりではなく様々な職種の方と触れ合う機会が欲しかったです。

不満に感じていること②：教授の質に差を感じる

他校にも言えることかもしれませんが、レジュメだけ読む教授や、ひたすら板書を写させるだけの教授の授業にあたったら、つまらないことこの上ないです。教授は研究がメインとは言え、もっと授業も頑張って欲しいです。中には、すごく熱心に資料を作成したり、生徒に考えさせることを主体とした授業をしたり、法科大学院に行っても役立つ法的な論理展開の仕方を教えて下さったりする教授もいます。そういった先生がいらっしゃる一方で、悟りを開いた先生方が少なからずいます。授業の取り方には気をつけましょう。

獨協大学のおすすめ学部：外国語学部 ドイツ語学科

かねてからドイツの大学と親交が深く、外国語学部のみならず他学部からもドイツへの留学が盛んです。ドイツ語での文献も多く、ドイツ語を習得したい人にはおすすめの場所だと思います。友人がドイツの大学に留学していましたが、交換留学で行った為、学費は獨協にのみ納める形でした。語学学校と並行して通っていたようですが、かなり学費は安く済んだようです。留学というと敷居が高く、お金持ちのご子息が行かれるイメージがありますが、一般家庭でもヨーロッパ圏の大学に行けるというのはとても魅力的だと思います。ちなみに、学内選考や語学力の条件などはあります。

獨協大学に通って良かった？

興味のあった学問を勉強できて、学生のうちに法的なモノの考え方や社会の不条理さを知ることが出来たことが、大きな財産だったと思います。友人や先生方にも恵まれたと感じています。獨協大学はひとりで勉強するだけではなく、チームワークや協調性を試される機会もあります。そういった面で、自分の不甲斐なさも知りましたし、人との対話の仕方などいろいろなものと向き合えたように思います。人の良い部分をたくさん見て吸収できたので、やはり通ってよかったと卒業した今でも感じています。