京都大学の評判・口コミ【文学部編】

最終更新日：2020/01/21
文学部, 旧帝大(七帝大), 東京一工

口コミ・評判
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今回は、京都大学文学部に現在通っている4年生に京都大学の雰囲気や魅力、特色について、伺いました。お話の中で、「授業の魅力」や「修学旅行生が邪魔なこと」など、在籍している人ならではのリアルな口コミ・評判を教えていただくことができました。後半パートでは、京都大学に通って良かったかについても、ずばり答えていただきましたので、京大文学部に対するイメージを具体的にしたいとお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。

※画像は各大学HPより引用(URLは基本情報欄に記載)

回答者プロフィール

大学：京都大学文学部
状況：現在大学に通っている(大学4年生)
性別：女性
総合評価：★★★★★(大満足)

満足していること：授業

京都大学では多様な授業が開講されています。全学共通科目(一般教養に相当)では、iPS細胞の研究でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授や、ゴリラを始めとする霊長類研究で名高い山極寿一総長から直接お話を伺うことのできる「生物学のフロンティア」という講義が大きな目玉です。リレー形式で、毎週様々な分野の先生方が登壇し、それぞれの研究分野について、最先端の学問を教授してくださいます。文系学生や生物学にあまり馴染みがなかった学生にも分かりやすく、また専門的に深く学びたい学生にとっても充実した内容だと大評判です。

満足していること②：キャンパスの立地

吉田キャンパスは京都市内中心部に位置しており、周辺には銀閣や下鴨神社、相国寺といった観光名所がずらりと並びます。これらはすべて徒歩圏内です。電車やバスを利用すれば、鞍馬寺、貴船神社、大原三千院・寂光院、八坂神社、清水寺、金閣など世界的に有名な観光地にもほんの数十分でアクセス可能です。工学系の学生が学ぶ桂キャンパスは「天空の城」と揶揄されるなど、急な坂道や俗世から隔離された立地への不満もあるようですが、みんな何やかんやで楽しそうです。桂離宮や松尾大社や鈴虫寺など、洛西のしずかな地域からも近いと思われます。

不満に感じていること：修学旅行生が邪魔になる

大学の地名度などから、一目見ようとたくさんの方が吉田キャンパスを訪れます。特に春や秋など修学旅行シーズンには、日本各地から修学旅行の中高生の集団が押し寄せます。正直なところ学生にとっては通行の邪魔ですし、駅から大学への狭い道に修学旅行生が広がって歩いている時は、近隣住民の方にもご迷惑がかかってしまっているのではと心配になります。とはいえ、このような進路妨害はむしろ修学旅行生よりも京大生・他大生たちによるところの方が大きい気もします。

不満に感じていること②：就職サポートがない

京都大学は「自由の学風」を掲げています。これは「指導や指図に縛られるのではなく、自らの意思で主体的に選択し、学びなさい」という大学としての在り方を示したものです。学生は自由を手にしますが、それと同時に責任も自身で背負わなければなりません。これは就職についてもいえることで、他大のような「キャリア講座」「公務員講座」といった講義は京大では開講されていません。私は正直なにをどうしていいか分からず、立ち尽くすことが多かったです。キャリアサポートルームは存在しますが、もう少し大学側から学生に働きかける風潮があってもいいのかなと思います。

京都大学のおすすめ学部：文学部

多様な専修(=研究室)が開講されています。文学系だけでも国文学、英文学、フランス文学、イタリア文学、ドイツ文学、ロシア文学、サンスクリット文学など個性的なものもたくさんあります。その他美学美術史学、キリスト教学、二十世紀学、などなど。

京都大学に通って良かった？

京都大学への満足度：とても満足

学問にしっかりと向き合う時間があったと考えるからです。他大学の話を聞く限り、京大生は講義やレポートに対して真剣に取り組み、熟考したり、先生や学生同士で問答したりすることを良しとしていると感じます。まあ自主休講する人も多いですが（笑）。またサークル活動など、課外活動も充実しています。公認サークルも非公認サークルも多様な団体が溢れるほど存在しており(たまに危険な団体があるので気をつけてください)、どこかに自分のやりたいことや居場所を見つけることが出来ると思います。