共立女子大学の評判・口コミ【家政学部編】

志望理由

女性は結婚や出産、育児で仕事という面でのライフスタイルが大きく変化します。どのような状況になっても何かしらの仕事につけるということを考えたときに、管理栄養士という国家資格を持っておけば安心だと思い、卒業時に国家試験を受けられる大学・学科を条件に大学選びを行いました。大学としては、アクセスが良い立地であること、疾患に関する研究を行っているところを探しており、味噌と高血圧の関連性など人の健康に普段の生活と密接に関係するものの勉強ができると思い受験しました。受験の結果合格をいただき、4年間通いました。

大学で勉強していること

調理一つをとっても大量調理を行う時の施設を実際に使用した調理実習や、普段家ではなかなか作らない季節の行事食、加工品を材料から作るなど様々な方面から学びました。疾患については座学はもちろん、自分の尿をとって検体として実験を行なったり、実際に実験用ラットを解剖して内臓の分析を行うなど、実験や実習が全体的に多く、経験を得ることによって学習することができました。栄養士として働くことを想定し、患者さん役に見立てた教授に疾患の説明や食事について指導する実習や、調理を交えて疾患を説明する模擬教室など、身に入る実習が多かったです。

満足していること：実習で技術が身につく

座学で知識を頭に詰め込むことはもちろん、実習で原理を確かめたり身をもって体験する実習が多かったのがとても良かったです。実験などは社会に出てからではなかなかできないので、食と人体の関わりを理解するのに大切な項目を実際に目で見て学ぶことができました。また、管理栄養士としていずれ「教える立場」になることを想定して、模擬教室を開いたり、模擬指導を行う実習では、クラスメイトの前で行うことで緊張感もありましたし、クラスメイトの模擬指導からも学ぶことが多くとても良い機会となりました。

不満に感じていること：国家試験対策が甘い

管理栄養士の国家資格に向けてのフォローはあまり整っていない方だと思います。直前の模試で点数が満たないと国家試験を受けることを止められますが、その前段階でしっかりフォローをしてほしいと思います。私が学生の時は担任との面談のみで、実際に補習があったり、わからないところを相談する相手や機会にはあまり恵まれなかった印象です。あくまで自分でしっかりやれというのは当然ですが、学校側が受験を止めるくらいならもう少しフォローしてほしかったところはあります。

共立女子大学のおすすめ学部：家政学部 食物栄養学科 管理栄養士専攻

多様化する女性の働き方の中で、やはり管理栄養士の国家資格はとても役立つと思います。同じ食物栄養学科の中でも管理栄養士専攻でないと、広く浅い知識は身につきますが、深く勉強したい方には物足りなく感じるかと思います。

共立女子大学に通って良かった？

勉強をしっかりやっていくためには、自分で意思を持って積極的に学ぶ姿勢を持たないと、学び切れない一面もある学校です。しかし、実際に管理栄養士として働くときに求められるスキルを、実習を通してしっかり学んでいるため、社会に出たときにも「あのとき学校でしっかり学んだから」と自信を持って働くことができる一面もあります。実際の実務に活かせるような知識や技術を少しずつ学生のうちから身につけられる環境はとてもよかったです。