東京工芸大学の評判・口コミ【芸術学部編】

志望理由

高校3年生の夏に担任の先生の紹介で受験しました。当時具体的な希望進路がなかったので困っていたのですが、趣味である写真を勉強したらいいと提案された事と、他の事への挑戦や興味も進路先で大事にしたいという私の気持ちも含め、専門学校ではなく四年制の芸術大学への進学を決めました。当時、専門的知識は皆無な私でしたが、面接等先生方が真摯に対応してくれたので、見事AO入試にて合格する事が出来ました。

大学で勉強していること

一般教養を含め、週に最低1日は写真の専門的な勉強がありました。写真の歴史や座学、実際に機材を使った実習等、写真に関して様々な分野を一から学ぶ事が出来ました。印象的だった授業は銀塩のフィルム写真の実習で、昔ながらの写真の制作を撮影→現像→プリントを全て手作業で行う勉強が出来ました。暗室での作業はこの先なかなか体験する事もないと思うので良かったです。

満足していること：撮影に関する物が全て無料

東京工芸大学の写真学科に通っている間は、撮影施設、機材、編集ソフト等を全て無料で使用する事が出来ました。本格的に写真と関わると何かとお金が掛かる事が多く、当時学生だった私たちは本当に助かりました。特に編集ソフトが一通り無料で使用できた事は他の学校でもなかなかない事だと思います。通常使用すると金額的に学生ではなかなか手の届かないソフトですが、手厚いサポートのおかげで学生だった私達でも本格的な制作が行えました。

不満に感じていること：立地が悪い

当時通っていたキャンパスは山奥にあり、数々の機材等を運びながらの通学は大変でした。更にバスの本数も少なく、授業終わりの時間帯になるとバス停には毎日長蛇の列ができていました。なので私は自転車を買い、毎日山道を漕いで通学していました。特に夏場は通学するだけで汗でびしょびしょになりました。また、田んぼや畑もキャンパスの近くに多くありましたので、肥料の臭い等が強い日もあり、講義に集中できない時もありました。

東京工芸大学のおすすめ学部：アニメーション学科

私の通っていた写真学科もおすすめですが、アニメーション学科もおすすめです。テレビでも何回か紹介されており、全国で唯一のアニメーションに関することを学べる環境があります。海外から見てもアニメは日本の一つの文化なので、その分野を学べる環境はとても珍しいと思います。

東京工芸大学に通って良かった？

大学卒業後に写真に携わる仕事をしてからわかった事ですが、教員含め素晴らしい環境が揃っていたんだと感じました。現在携わっている業界は普通に生活していたらまず体験出来ない事がたくさんあり、それを体験できているのは、間違いなく学生時代の経験や周りの環境が素晴らしかったからだと思います。同じような学校に通っていた友達と比べてもそう思いました。