立教大学の評判・口コミ【異文化コミュニケーション学部編】

満足していること：校舎がきれいで設備が充実している

校舎について満足している理由は二つあります。まず、立教の校舎自体が学校に通うモチベーションになります。私はもともと西洋の文化や歴史が好きで、異文化コミュニケーション学部を受験しました。念願かなって好きなことを勉強できているので、毎回イギリス風の校舎を見るたびにイギリスの文化に近づいた気がして、今日もがんばろうと思えます。さらに、ただ見た目が素敵だからというだけでなく、実際立教大学池袋キャンパスの校舎は設備的にも優れています。近年改築された池袋図書館には、ホワイトボード完備のグループワークができる部屋や、ビデオ鑑賞ができる部屋があったり、いたるところにコンセントも配置されているため、レポートを書いたり資料を閲覧したりするだけでなく、グループでのプレゼンテーション準備も捗ります。また、キャンパスの敷地自体は狭いものの、各建物が近接しているため移動時間が少なくて済みます。

満足していること②：外国語の授業が充実している

立教大学は英語の授業（プレゼンテーションのしかた、書き方、読み方などを学ぶ授業）が１年次は必修です。また、英語「を」学ぶ授業だけではなく、英語「で」学ぶ授業も一部あります。例えば「日本の芸術」や「日本の社会」などを留学生とともに外国人講師のもとで学ぶ授業です。さらに、フランス語やロシア語、韓国語など第二外国語の授業も充実しています。数は少ないものの、英語と同様に外国語「で」学ぶタイプの授業もあります。さらに、学生の多くは知らないかもしれませんが、他学部からでも文学部の授業を履修すれば、ラテン語やギリシャ語を学べます。

不満に感じていること：学費の使い道がよくわからない

私学なので仕方ないといえば仕方ないですが、学費が高すぎます。たしかに高い学費のお陰で良い設備が使え、綺麗な校舎に通えているわけですが、学校の維持や、学生のサポート以外に使われている無駄な出費も多いように感じます。例えば、保護者相談会です。立教大学は、地方にいる保護者にも定期的に学校の運営状況などの説明をして回り、各種相談なども行っています。私の母親は北海道に在住していますが、説明会の開催場所は毎回地元で有名なホテルだそうです。地方のホテルなので値段はたかが知れていますし、お金を納入する保護者への対応も大事なことはわかりますが、もう少し学費を減らすように努めてもらえればと思います。授業についての文句はありません。

不満に感じていること②：地方学生へのサポートが少ない

例えば、地方からの学生が対象の奨学金は、センター入試や一般入試受験者のみです。自己推薦や推薦入試で入学した地方学生への奨学金はありませんでした。さらに、立教大学が推薦する学生寮は月９万円ほどかかります。たしかに立教大学は私学なので、お金がかかってしまうのは仕方ないといえば仕方ないかもしれませんが、より地方学生の経済状況を考慮した住居・金銭サポートがあれば良かったのにと思います。

立教大学のおすすめ学部：異文化コミュニケーション学部

まず、学部の人数が一学年１３０人程度と少なく、友達を作りやすい環境です。また、多様性や異文化への意識が高まることがおすすめの理由です。私が入学した年度では、ほとんどの学生が日本の高校を卒業し、センター試験や一般試験を利用して入学していました。しかし、推薦入試で入学した学生はハーフだったり、インターナショナルスクール出身だったり、個性的な経歴の人物も多くいました。この学部に在籍しているだけで多様性や異文化へ触れる機会が増えるため、学業だけではなく、価値観を広げるという意味でも有意義な時間を過ごすことができると思います。

立教大学に通って良かった？

上に挙げたような不満があるとはいえ、やはり設備が充実していること、授業内容も充実していることから、立教大学に通ってよかったと思っています。授業内容については、入学前から楽しみにしていた外国語の授業が期待どおりだったためか、満足度がとりわけ高いのかもしれません。英語の他、第二外国語、ラテン語等マイナーな言語を履修できたことは、人生の財産になったと思っています。