埼玉大学の評判・口コミ【教養学部編】

満足していること：研究室でさまざまなことが学べる

教養学部の学びの幅は広く、自分が最も興味を持つ分野を研究対象とすることが出来ます。そのため、学生が取り組んでいる研究も多種多様です。同級生でも政治、芸術、情報分野、歴史学など取り組んでいることが全く違います。自分の研究に取り組むのは3年生からですが、最初に取り組んでいた調査と卒論の内容が全く違う人もいたりと、ひとつのことにとらわれず、学びの中で新しい興味が生まれたら、そちらに専念することも出来るのがいいところです。

満足していること②：キャンパスの規模が程良い

全ての学部と大学院が一つの敷地に集約されているため、横のつながりが生まれやすいです。他の場所にあるキャンパスに行くという、移動の時間が省くことが出来るだけでなく、他学部の授業を受講して卒業単位に含まれることもあり、自分の学びたい内容を無駄なくしっかりと学ぶことが出来ます。自学部の授業でも他学部の学生や大学院生が受講していたりすると、グループワークの際にはまた違った視点の意見が出てきたりするのは面白いです。

不満に感じていること：キャンパスの立地が悪い

埼玉大学の最寄り駅は埼京線の南与野駅ですが、駅までは徒歩で約30分、バスで10分かかります。南与野駅は快速電車が停車しないため電車の本数が少な目で、多くの人がバスで15分ほどかけて京浜東北線の北浦和駅を使っています。また、学校の周辺にも飲食店などは少なく、空きコマでふらっと立ち寄る店などはありません。飲み会や遊ぶ時は大宮か新宿まで出る人がほとんどですが、最終バスも23時と早いので、頻繁に遊んでる人は少なく、勉強している学生が多いイメージです。

不満に感じていること②：授業の抽選に落ちることがある

必修の科目でも抽選で落ちることが多く、１年で取るべき単位を４年で取らざるを得ない場合もあります。その根幹にある問題は、予算不足にともなう教授不足です。国からの補助金が足りておらず、定年で引退される教授が多い中、新しく入ってこられる教授がいません。そのため、必修でも開講されない授業もあったりと、ひとつの授業に人が集中しやすくなっています。研究室でも同じような問題は起きていて、ひとつの教授が見る生徒の数が多くなりすぎていて、一人一人に丁寧な指導が出来ない状況です。

埼玉大学のおすすめ学部：教養学部

入学時に興味を持って入った、もしくはなんとなく入った学部でも、徐々に興味・関心は変わっていくものです。大学４年間はこれまで経験したことのない体験をたくさんすることができます。そこで、「学びたい」と思った時から行動に移せるのがこの学部の強みです。

埼玉大学に通って良かった？

入学時から自分が興味を持っていたことを、ただの趣味ではなく論文として形に出来たからです。私の趣味は旅をすることでしたが、旅そのものや思い出は形のないもので、「学生生活の記念に何か残したい」という気持ちから、観光と地域振興をテーマに卒論の研究に取り組みました。これまでの旅の中で感じたことであったり、疑問に感じていたことを徹底的に掘り下げて調査する時間は楽しかったですし、実際に現地に足を運び、フィールドワークに取り組むというのもなかなかできない貴重な経験になったと思っています。