東京理科大学の評判・口コミ【基礎工学部編】

東京理科大学の特徴

この大学の特徴として挙げられるのは「東京」と名前が付きながら、北海道にもキャンパスを持っていることです。北海道の札幌と函館の中間にある小さな町、長万部町にあるのは基礎工学部の全寮制キャンパス、長万部キャンパスです。基礎工学部約３００人がこのキャンパスで1年間共同生活を送ります。お店は数えられるほどしかなく娯楽は少ないと思われがちですが、何よりも北海道の雄大な自然を満喫できるという点で非常に魅力的なキャンパスです。

満足していること：キャンパスの立地

東京理科大学は様々なキャンパスを持っています。神楽坂、野田、葛飾、長万部の4つのうち基層工学部が主に利用するのは長万部キャンパスと葛飾キャンパスです。長万部キャンパスでは北海道の雄大な自然を楽しみながら、基礎教養について学習します。町の人々とも交流が深いので小学生を交えた実験教室を開催したりもします。葛飾キャンパスは完成してからほとんど経っていない、東京理科大学最新のキャンパスです。内装はとてもきれいで学習に集中できます。

満足していること②：進路・就職

東京理科大学は留年が多い大学として有名ですが、その代わり就職率はとてもいいです。特に基礎工学部の就職率がいい理由について説明していきます。まず北海道での1年間の寮生活で他人とのコミュニケーション能力に優れていることがあります。つぎに基層工学部では複合領域を見越した物理、化学、生物の授業すべてを受講する必要があるため、他学科の研究者との間の懸け橋になれるという点で非常に強いです。単位を落としやすいことを学生は知っているので勉強にも身が入ります。

不満に感じていること：サークル

特に不満に感じていることはないのですがしいて言うならサークルの活動が若干弱い気がします。新入生歓迎会でいろいろなサークルを回りましたが、葛飾キャンパスにはサークルが少ないように思われます。サークルの紹介をしている先輩方の中にも「こんなサークルあったんだ」という存在感のないサークルもあるようでした。また理科大特有の現象ですが、女子のまったくいない男子だけのサークルも多くありました。どうしようもないことですが負のスパイラルに陥ってないことを祈ります。

不満に感じていること②：授業

東京理科大学は単位を落としやすいことで一部から有名です。その理由として理解できていない学生に多するサポートの不足が考えられます。授業にきちんと出席していても教授によって入っていることが全く分からないことも時々あります。授業のわからない学生に対し、レポートや挙手による加点といった救済措置もなく試験のみ、途中過程無しの完答制の試験があった時には倒れそうになりました。質問に行きやすい研究室の環境改善など課題があります。

東京理科大学のおすすめ学部：基礎工学部

基礎工学部は入学式の途中に入学式を行う日本武道館から羽田空港へと向かい、当日中に長万部町に入ります。入寮時には町民の方々が歓迎してくれ、とても楽しいです。長万部キャンパスからは海も山も歩いてすぐあります。

東京理科大学に通って良かった？

東京理科大学というよりは基礎工学部に限った話になってしまいますが、北海道という大自然の中でののびのびとした環境と、東京という最新のものにあふれた近代的な都市という環境という全く異なる二つの環境で学習できることはあまりないと思います。全寮制という特殊な環境で他人の価値観を受け入れることの大切さも学ぶことができ非常に楽しい生活を送ることができました。環境の変化は大変なことも多くありますが得られるものもたくさんあります。