東京理科大学の評判・口コミ【基礎工学部編】

東京理科大学の特徴

レポートを3日で仕上げなくてはならず、時間的余裕がないのでその期間はアルバイトもあまりできません。レポートを作成するために参考資料を求めて大半の学生は図書館にこもっています。また、実験によってはその実験の分野を学習する前に行うこともあり、実験を行う前に軽いレクチャーと自己の事前学習の知識しかもたない状態でレポートを作成するため、より困難になります。レポート作成で時間を多く取られるため、高校生の時に考えていた大学生像とはかけ離れていました。

志望理由

模試などをこまめに受け、その判定の結果を利用して自分の成績からある程度大学を絞り、その中から就職先や就職率の良さで志望校選びを行いました。受験した結果、滑り止めである東京理科大学の基礎工学部と芝浦工業大学の機械工の2校しか受からなかったので浪人することも考えましたが、就職率などを考えると東京理科大学に進学する事は良い選択だと思ったので進学しました。

大学で勉強していること

一年生の時は一般教養などがあるため、理系科目だけでなく文系科目の倫理学や社会学、精神学等の科目も選択で学ぶことができました。理系科目については東京理科大学で有名なレポートの練習として高校や中学で行う初歩的な実験を改めて行い、その現象の意味を考えてレポート作成を行いました。また、今後の勉学で必要となる線形代数、微分積分、統計などの扱い方を学びました。2年生になると専門的なことを学ぶようになり、材料工学科ですと材料に力学的性質を加えた際の変化を計算で算出する方法、物質の性質は化学構造のどのような特徴によって発現するかなどを学びました。

満足していること：図書館

東京理科大学の葛飾キャンパスの図書館はまず外観がとても綺麗で、海外の神殿を彷彿とさせるような設計がなされていて、図書館の中もとても綺麗です。図書館の大きさは大学にしてはさほど大きくなく、東京理科大学の葛飾キャンパスの学生は理系の学生のみなので文系科目の蔵書数はあまりありませんが、理系科目の蔵書数は多いです。勉学をするための本も、初めてその科目を学ぶ人に向けた本から科目を深く学びたい人向けた本までが揃っていて、学習には適した環境になっています。

不満に感じていること：レポート作成の期間

レポート作成の期間が人によっては3日と短く、その期間内で仕上げるのはとても厳しいです。レポート内容も簡単なものではなく専門的な知識を必要とするものなので、レポートを書く上で疑問点が浮かべばその都度、参考資料を探さなければなりません。インターネット上のサイトなどの情報は信頼性の観点からあまり使用できないので、多くの学生は図書館に引きこもる羽目になります。しかし、図書館で書くだけでは終わらないので家に帰ってからも夜中までレポートを書き、提出日には徹夜している人が多くいます。どう考えても時間が足りないので、時間割設定をどうにかして欲しいです。

東京理科大学のおすすめ学部：基礎工学部

偏差値が低いので第一志望から滑り止めまで多くの方に選んでいただけると思います。偏差値の割には就職率が高く、就職先も大手企業があるのでコストパフォーマンスもいいと思います。勉強して良い会社に就職したいけど慶應や早稲田に受かる学力がない、という学生におすすめです。

東京理科大学に通って良かった？

レポート作成は時間的にも精神的にもきつい作業ですが、なかなか一人ではできないので情報交換を通して他の人と仲良くなれるメリットもあります。また、東京理科大学は留年が有名な大学で、あまりダラけていると本当に留年します。この厳しい状況でも頑張って卒業する事そのものが、学生時代に遊んでいただけではないという証明となり、社会に評価されて就職率の高さという結果に繋がっていると思います。