早稲田大学の評判・口コミ【スポーツ科学部編】

早稲田大学の特徴

早稲田大学スポーツ科学部は、その名の通りスポーツに力を入れていて、４年間で6つのスポーツ群の中から8種目選択して受講しなくてはなりません。例えば、一群の陸上競技（100メートル走や砲丸投げ等）から一種目を選択し単位を得ると、1/8クリアといった具合です。ここに当たり前のようにインターハイ出場選手などが混ざって授業を行うので、そこらの高校の体育の時間でヒーローになっていても、ここでは全く通用しません。そんなレベルの高い体育の授業がスポーツ科学の面白いところです。

満足していること：ゼミ・研究室

早稲田大学は全体的にゼミの活動に力を入れており、様々な研究室が存在します。たくさんの研究室があるということは、必ず自分の興味のある分野を研究しているところが見つかるということです。特にスポーツ科学部では、二年進学時にコースも選択します。トレーナーコース、医療コース、また、ビジネスコースなどです。そのコース選択をした上でさらに細かくゼミを選択できるので、人それぞれの個性にあった研究室を選択することが可能です。

満足していること②：サークル

前述したように、早稲田大学のスポーツ科学部は他の学部よりも圧倒的にインターハイ出場者が多いです。大部分は、それまで自分が活動してきたスポーツの体育会に入りますが、もちろん全員が全員体育会に属するわけではないのです。高校時代にそのスポーツを一生懸命やってきたからこそ限界を感じてしまったり、燃え尽きてしまったりした人も出てきます。そのような人々がサークルへと流れてくるため、サークルのレベルもとても高いものとなっています。

不満に感じていること：授業

スポーツ科学部は大まかに入学者の1/3がスポーツ推薦、1/3がスポーツ自己推薦、1/3が一般入試という内訳です。その特性上他の学部に比べると正直、頭の悪い学生が多くなっています。ですが、その人たちはスポーツで輝かしい実績を残している人がほとんどなので、大学としてもたくさんの落第生を出したくない。学生は学生で体育会で忙しく勉強なんかしている暇はない。双方の利害が一致して、授業の質はお世辞にも高いものとは言えず、テスト時にノートの持ち込み可のものも多かったと記憶しています。

不満に感じていること②：キャンパスの立地

早稲田大学スポーツ科学部のキャンパスは山奥にあります。最寄り駅からバスで20分以上かかるため、キャンパスの近隣に住んでいる学生以外はほぼ全員が電車とバスで通学します。電車は、様々な方角から最寄り駅に集まるのでそれほど混雑していません。しかし最寄り駅からのバスは、全員が同じ方向へ向かいます。さらに授業の始まる時間は大体一緒ときています。すると必然的にバスの混雑はピークに達し半分足が浮いたような状態で我慢しなくてはなりません。

早稲田大学のおすすめ学部：スポーツ科学部、人間科学部以外の学部

先ほども言ったように、通学が大変だからです。そのうえ、やっとのことで4年間通学しても、その学部で学んだことを生かして就職することは少ないです。だったら最初から高田馬場にあるキャンパスで、都会の楽しいキャンパスライフを送った方が充実すると思います。ちなみにスポーツ科学部、人間科学部は埼玉の所沢がホームとなってしまい、池袋まで行くのだけでも1時間弱かかります。

早稲田大学に通って良かった？

前述したようにスポーツ科学部と謳っているわりには授業ではあまり深掘りしたことは学ばないからです。もちろん意欲のある学生は、立派なゼミで多くの機材を使い、恵まれた環境で学ぶことができます。しかし、それはほんの一部の学生でほとんどはそこまで勉学に対し真摯に向き合えません。事実、卒業生の多くは研究室に残るわけでもなく、スポーツに関係のある分野に就職するでもなく、早稲田大学の名前を利用し一般企業に就職することが多いです。