早稲田大学の評判・口コミ【文化構想学部編】

早稲田大学の特徴

大学全体で約5万人、私がいた文化構想学部だけでも約4千人。早稲田大学はとにかく学生数が多い大学です。いろいろな人がいて、それぞれ自分のやりたいことを好きにやっていること、なにがあっても「まあ早稲田だしそんなこともあるかもなあ」と許されてしまう懐の広さが大変な魅力だと思います。また、自分の大学を好きな人が他の大学よりも多いようで、カラオケの鉄人の校歌ランキングでは、早稲田の「都の西北」「紺碧の空」が1位・2位を独占、3位でようやく慶応の「若き血」となっています。母校への思いが強い風土のせいかどこへ行ってもOBと盛り上がることができ、非常に楽しい大学です！

満足していること：授業

いろいろな人がいる早稲田大学、授業も多岐に渡っています。第一線で活躍される先生方が多いため授業も大変面白く刺激的です。先生方は学習意欲の強い学生にはいくらでも喜んで教えてくださるので、履修登録をしていない授業であっても興味を持ったら積極的に聴きに行くようにしていました。質問をするとしっかり答えてくださるほかにプラスアルファのお話も聞かせてくださり、とても面白かったです。文化構想学部の授業は就職にすぐに役立つようなものではないですが、文化的な知識があると、映画を見るのも美術館に行くのも音楽を聴くのも食べるのも楽しくなり、人生が豊かになりました。

満足していること②：サークル

とにかく多様なサークルがあるところがとても面白いと思いました。優れた成績を次々と残していくオーケストラや体育会のような名門サークルがあるのはもちろん、早稲田精神昂揚会や早稲田大学バンザイ同盟、怪獣同盟、早稲田乞食にオカルト研究会といった、何をしているのかよくわからないようなサークルが堂々と存在し、公式に部室まで持っているのはすごいことだと思います。今までの人生では知らなかったものに出会えることが多いので、とても楽しいです。なにかと飲み会があるのも友達との交流が深まり、社会人になってから思い返すととても懐かしくて大学に帰りたくなります。

不満に感じていること：キャンパスの立地

早稲田大学の最寄り駅といえば高田馬場駅だと誰もが思うでしょう。しかし、実際に高田馬場から大学まで歩いてみると30分程度ゆうにかかってしまうのです。本部キャンパスの方だと40分はかかるでしょう。高田馬場駅から早稲田駅まで1駅だけ地下鉄に乗ることも出来ますが、階段の上り下りや混雑の中を歩く時間等を考えると10分くらいはかかってしまいます。結局いつも遅刻しながら歩いていました。高田馬場から大学までの道のりに飲食店がたくさんあるので帰り道は楽しいのですが、行きは毎日必死でした。これから通われる方は余裕を持って家を出るリズムを確立することをおすすめします。

不満に感じていること②：授業

人数が多く、学生の学習意欲に個人差が大きいため、教員が授業の質を上げづらく、一方的にレジュメを読み上げるような授業になりがちなところがあります。また、教室が慢性的に足りておらず、人数に対してぎりぎりのキャパシティなことが多いので、空気が悪くもわっとしています。遅い時間に行くと座れずに立って聞く羽目になることも。席を取るだけとってスマホで遊んでいたり、友達としゃべっていたり眠っていたりする学生も多いので、自分のモチベーションは自分で保つように心がける必要があります。

早稲田大学のおすすめ学部：文化構想学部

文学や芸術が好きで入ってくる人が多いので、他の学部よりも一層浮世離れした人が多く面白いです。みな自分の好きなものについて熱く語ってくれるので、話題豊富で何時間でも話せてしまいます。知らないジャンルにもどんどんアンテナを張っていけるのがとても楽しい場だと思います。ただ、就職や単位に興味のないタイプの人も多いので、ちゃんとサークルに入って他学部の友人も作って、バランス感覚を養うことも必要だと思いました。

早稲田大学に通って良かった？

先生も学生もとにかくいろんな人がいるのが楽しいからです。自分の知らなかった世界がどんどん広がり、発見の毎日でとても楽しい4年間でした。就職してから早稲田以外の人と話して、早稲田の人たちがいかにおもしろく好奇心旺盛だったかを再確認しました。今でも大学のときの友達とはよく集まっていて、飲み始めるとおしゃべりが止まりません。女性であっても自分の目標に全力投球し、本気で怒ったり泣いたりできる友達ができたのは早稲田大学だったからだと思っています。