商学部に通うならどの大学がおすすめ?口コミからみた評価の高い大学5選
「将来、どんな会社でどんな仕事をしたいのか、まだ定まっていない」という人にもおすすめなのが商学部。商学部で学ぶことで、卒業後に幅広い業種で活躍できるチャンスが広がります。本記事では、どの学部を志望しようか迷っている皆さんへ、商学部の魅力とおすすめ大学をご紹介します。
このページの目次
商学部ってどんなことを勉強するの?
商学部のあるおすすめの大学5選【口コミあり】
慶應義塾大学 商学部
早稲田大学 商学部
大阪市立大学 商学部
中央大学 商学部
同志社大学 商学部
商学部で最も偏差値が高いのはどこの大学?
広くも深くも学べるのが商学部の魅力
商学部の口コミ・評判一覧
商学部ってどんなことを勉強するの?
商学部を簡単に説明すると、「経済学部と経営学部で学べることを組み合わせたもの」です。
人間の経済活動について、その成り立ちや仕組みを広い視野で学ぶのが経済学部。それに対し、企業側・経営者側の立場で、必要な考え方や知識を学ぶのが経営学部。
そして、経営学部と立ち位置としては似ているけれども、より専門的な分野へ掘り下げていけるのが商学部です。
勉強できる内容は主に、「ファイナンス(資金調達)」「マーケティング」「アカウンティング(会計学)」などであり、どんなビジネスにおいても必要とされるものばかりであることがわかりますよね。
商学部のあるおすすめの大学5選【口コミあり】
大学スクールナビに寄せられた1891件の口コミの中から、商学部に関するものをピックアップし、その大学に対する評価の平均値が高い大学を5つ選びました。(ただしサンプル数が少ない大学は除く)
慶應義塾大学 商学部
進路・就職に有利との声が多数
慶應義塾大学は、大学としてのブランド力があるのはもちろん、さまざまな業界にOB・OGがいることで、とても就職活動がしやすい、との声が多く聞かれました。大学内のキャリアセンターも、手厚くサポートしてくれています。
就職活動へのサポートが手厚いからです。就職活動中には、三田キャンパスに設置されているキャリアセンターに通っていました。ここでは、キャリア相談のみならず、ES添削や面接練習にも対応していただけます。また、OBOG検索システムがあるため、興味のある企業で働く社会人の方を訪問することができました。キャリアセンターだけでなく、各サークルごとに設置されている三田会も支援してくださいます。人脈という点に関しては、日本一の大学と言っても過言ではないと思います。
進路と就職が最も満足している点です。自分は就職活動真っ最中ですが、学校のブランド力が高いので、ほとんどエントリーシートなどの初期段階で足切りを食らうことがないからです。また、OBが行きたい会社に多くいることもあり、情報を集めることが容易かった点も、満足している点の1つです。さらに、就職活動のみにとらわれず、自由に休学したり留学したり、はたまた大学院に進学したり、さまざまな進路を自由に選ぶことが出来る校風だと思います。
授業についての高評価な口コミが続出
慶應義塾大学商学部は、経済学部と比べて数学が得意でなくとも学びやすい、といった意見がありました。また、自分が興味のある、他学部の一般教養の授業を履修できるゆとりもあるようで、選択肢の多さ、内容の面白さを評価する口コミも相次ぎました。
確かに経済学部や看板であると言われていますが、入ってから経済学に苦しんでいる人達が多いと感じます。その点商学部や文学部であれば、とりあえず数学がそこまで得意ではなくとも大丈夫です。
慶應義塾大学にはさまざまな魅力的な授業があります。私は文系の学生ですが、一般教養の授業で受けることができる理系科目の授業を受けたところ、とても面白いと感じました。その授業は、生命体の現象に関して、コンピュータ技術を駆使して解明しようとすることを専門に研究していらっしゃる先生が授業をしていて、私は残念ながらプログラミングの知識はほとんどないのですが、それでも先生が分かりやすく説明してくださるので、毎回楽しんで授業を受けています。また授業の雰囲気もとても良いです。
慶應は一般教養の授業があります。これは必修科目とは別に学部関係なくとることのできる授業のことです。慶應の一般教養の授業はほんとになんでもあります。私は商学部ですが、地学の授業をとっています。また、文系でも物理や化学の実験授業をとることができますし、他にも心理学の授業や体育の授業もあります。また、少人数セミナーという授業では、大教室で教授の授業をただ聞くだけの受け身の授業ではなく、10名ほどの人数で教授と直接コミュニケーションをとりながら学ぶことができます。私は少人数セミナーで哲学書を読み合う授業をとっています。仲間とともに、これはこういう意味ではないか、いやいやこれはこう解釈するべきだと議論し合う授業はとても有意義なものです。
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早稲田大学 商学部
将来の役に立つ商学部の学び
早稲田大学商学部では、経営・会計・金融など、将来に役立つ学びが得られるとの声がありました。その内容も、実践的でためになるものが多いようです。
早稲田大学にはさまざまな学部があり、どの学部もそれぞれ良い部分があるのですが、あえて最もおすすめの学部をあげるとすればそれは商学部です。早稲田大学の商学部は歴史もあり、関東では商学部といえば早稲田大学の商学部か一橋大学の商学部かというくらい権威のある学部であるといえます。そして商学部には学科が存在せず、経営や会計、マーケティングや金融・経済に至るまで各自の興味に合わせて様々なことを学ぶことができます。
将来の進路にもよりますが、一般企業に就職したい人にとって、一番将来役に立てる勉強ができるのは商学部の授業だと思います。オープン科目で商学部の授業をいくつかとりましたが、授業内でビジネスプランコンテストを行う授業や、著名企業の社長が講演を行う授業など、実践的で実のある授業が多かったです。また、商学部の友人をみていると、ゼミも充実しているように思います。
大学内や周辺の環境が整っている
早稲田大学には、図書館や商学部専用のラウンジなど、学習に活用できる環境が整っています。また大学周辺には、会計士などの資格が取れる専門学校も多くあるので、自分のやる気次第でさらに成長することができそうです。
早稲田大学は非常に学習環境が整っており、自らが修めたい学問を追及することができます。まず第一に、中央図書館と呼ばれる最も大きな図書館に加えて各学部も図書館を有しているため、自習をしたいときや調べものをしたいときは自由に利用することができます。また、早稲田大学の周辺にはあらゆる資格学校が早稲田校を開校しており、弁護士や会計士などの資格の勉強をすることもできます。そして何よりも、これらの図書館や資格学校には常に切磋琢磨して共に学習できる仲間がいます。それはとても貴重なことであると思います。
早稲田キャンパス内にある11号館の二階には、国際教養学部と商学部専用のラウンジがあり、あきコマや暇な時間はそこに行くと必ず友達に会えます。椅子に座ってるだけで新しい友達もふえるのでいいことばかりです。最近では、11号館ラウンジにいると、家にいるときのように安心します。
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大阪市立大学 商学部
地元の就職に強いネームバリュー
大阪市立大学は、将来地元で働きたい方におすすめの大学です。関西での知名度が高く、地元企業の経営陣にOB・OGが多いので就職に有利で、金融系の仕事につきたい人には特におすすめできます。
たしかに偏差値の割に全国での知名度は高くありませんが、関西での知名度はあることと、大手企業の学歴フィルターに引っかかることはありません。外資系一流企業には強くありませんが、日系大手企業への就職は大学の名前で苦労することはありません。また地元への意識が高いから関西での就職には特に強く、優良中小企業など関西中心で働きたい他考える人間にとってはコスパのいい大学であると思われます。理系の研究室からの推薦も一流企業の研究職はの門戸が開かれておりいい環境だと思います。
将来、金融の仕事に就きたい学生にはとても向いていると感じているからです。授業を通して、金融の知識や企業経営の理論などを深く学ぶことができます。授業の幅も広く、会計や簿記に関する授業、人材に関する授業、マーケティングに関する授業など、働くうえで欠かせない知識を身につけることができると思います。商学部では、金融に関する仕事に就く人が大変多いです。OBも多く、信頼されているため、金融系の企業の方からはすごく評価されている大学だと感じています。
三商大対抗の討論会も
大阪市立大学の商学部は、歴史が古く、神戸大学、一橋大学と並んで三商大と呼ばれています。3大学合同の討論会では、将来求められるであろうプレゼンテーション能力を高めることができそうです。
大阪市立大は神戸大、一橋大と並ぶ三商大の1つで商学部が名門です。他の2大学との交流もあり教授層も厚く、学ぶことは多くあります。就職にも強く経営層にはOBも多くいます。その割には単位も取りやすく私生活の充実も図れるバランスの良い学部です。
大阪市立大学の最大の特徴は、「三大学学生研究討論会(通称:三商ゼミ)」が毎年行われていることです。これは、三商大と言われた大阪商科大学、神戸商業大学、東京商科大学の伝統を引き継いでいる大阪市立大学、神戸大学、一橋大学の文系学部のゼミ対抗で行われる討論会です。商学部、経済学部、法学部の各分野にわたって同じようなテーマのグループ同士で互いにその研究成果を発表し、議論を交わし、意見を交換することで、研究を深めます。普段中々関わることのない他大学の学生と交流を深められるところが良いところです。また、討論会のためにゼミ生が一丸となって協力していく必要があるので、仲間との絆を深める良い機会にもなります。
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中央大学 商学部
資格取得を大学がバックアップ
中央大学には資格取得のための専用の施設があり、税理士や会計士を目指す学生が勉強に集中できる環境が整っています。商学部で学べる内容のうち、特に「アカウンティング」を極めたい方に向いているといえるでしょう。
中央大学には炎の塔と呼ばれる施設があります。そこでは会計士試験・税理士試験・法職試験といった資格を取得するために日々勉強のできる制度が整っています。毎日1限前や6・7限の時間に、答練という練習問題を解く時間が与えられていたり、講師の方に直接アドバイスをいただいたりすることもできます。そのような環境が整っているため毎年多くの合格者を輩出していて、OBOGの方々にお話を聞くことができるのも魅力的な部分です。
(中略)
現在の学科に進学し、炎の塔に所属したおかげで日商簿記検定1級にまで合格することができ、その延長で会計事務所への就職も決まりました。これは中央大学の会計学科に進学しなければ成し得なかったと思っています。また、時間割が特段忙しいわけではなかったため、サークル活動に参加することもできました。私が所属していた和太鼓サークルでは友人や先輩にも恵まれ、練習や演奏、イベントなど日々楽しい生活を送ることができました。
ゼミや授業で学べる内容にも満足の声
ゼミで学外のコンペに参加し成長できたという声や、講義がおもしろいという口コミもいただいています。
所属学部の3回生から2年間行っていた、ゼミ活動では、学内のコンペティション以外にも、地区や全国のコンペに参加していました。ゼミ内でのチームでのワークも多く、勉学を通じて、協力し合い、達成感を得ることができました。また、卒業論文の製作を行うなど個人の研究も担当教授が個別指導で見てくださるため、個人として成長させてくれるゼミでした。さらに歴史も深く、年に1度OBOG会を開催してくださり、就職活動にも役立ちました。
教師の方々の講義はとても丁寧でわかりやすく、また、学生たちにはとても親身になって対応してくれます。大学における教師と学生との関係は少し距離があるというイメージを持っている方も多いと思いますが、当大学では、そのようなイメージは全く当てはまりません。教師の方々の講義はどれをとっても面白く、また、講義中に度々学生たちに質問などを投げかけてくださるのでとても楽しく講義を受けることができます。教師の方々とのコミュニケーションも多く取ることができます。
ゼミは非常に少人数制で行われており、教授の方とコミュニケーションを取る機会が格段に増えます。普段は聞けない貴重な話であったり、専門の分野の研究をされている方ばかりなので普通に生活しているだけでは絶対知ることができなかったような知識も得ることができます。また自分が授業や単位のことで困っている時、親身になって相談してもらったり、また教えれる範囲のことであれば教えていただくことができたのでとてもよい環境であると考えます。
数少ない会計学科が設置されている大学であることから、会計分野に対して特化して学ぶことができます。簿記論が必修科目であることから、会計士や税理士は目指さずとも日商簿記検定3級や2級を取得する学生も少なくありません。その知識を活かし企業の財務諸表を読むことができるため、就職活動において学んだ知識を活用することができると言えます。また数字を扱うことの多い学科であることから、数学的な知識も身につけることができます。
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同志社大学 商学部
キャンパスの環境が良い
同志社大学商学部は、授業で使用する建物が過ごしやすく、学びを深められる設備がある、との口コミをいただいています。
設備が綺麗で充実している点です。キャンパスは今出川、新町、室町、京田辺にありますが、ここでは主に今出川キャンパスについて触れています。校舎は至誠館や明徳館などいくつかあり、古い校舎も残っていますが、良心館という建物は冷暖房完備、食堂があり、パソコンの教室も数カ所あります。さらにラーニングコモンズという、論文の書き方を教授や大学院の学生に見てもらえるスペースや、テレビのモニターを備えた会議スペースなどもあり、非常に充実しています。
第2外国語を履修しなくてよいコース
同志社大学商学部のフレックス複合コースは、第2外国語を履修するかどうかを自分で決められます。履修しない場合は、そのぶん他の授業をとることができ、英語を強化する人もいれば、自分の興味がある語学以外の科目を選ぶ人もいるようです。
商学部の900人近い定員のうちの、150名程度がフレックス複合コースに所属しています。ふつう、第二言語は必須科目ですが、フレックス複合コースだけは自由科目となっており、第二言語を取らない選択もできるため、自分の好きな授業にあてられる点がオススメです。そのことを知らずに入学してきた人たちから羨ましがられています。
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商学部で最も偏差値が高いのはどこの大学?
全国の商学部のうち、偏差値が高い大学は以下の通りです。
一般的に、偏差値は「理系学部より文系学部」また「国公立大学より私立大学」の方が高めに出る傾向にあります。スクールナビでは、わかりやすいように、まとめて比較していることもありますが、この点をご理解いただき、閲覧いただくようお願いします。
順位 | 大学・学部 | 偏差値 |
---|---|---|
1位 | 早稲田大学 商学部 | 71 |
2位 | 慶應義塾大学 商学部 商 | 70 |
3位 | 一橋大学 商学部 (前) | 69 |
4位 | 同志社大学 商学部 商学総合 | 68 |
4位 | 明治大学 商学部 商 | 68 |
6位 | 同志社大学 商学部 フレックス複合 | 67 |
7位 | 中央大学 商学部 フリーメジャー | 66 |
8位 | 関西学院大学 商学部 | 65 |
8位 | 中央大学 商学部 商業・貿易 フレックス | 65 |
8位 | 中央大学 商学部 金融 フレックス | 65 |
8位 | 中央大学 商学部 経営 フレックス | 65 |
8位 | 中央大学 商学部 会計 フレックス | 65 |
商学部の中で、一番偏差値が高い大学は早稲田大学 商学部(偏差値71)という結果になりました。次いで、慶応義塾大学 商学部(偏差値70)、一橋大学 商学部 (前)(偏差値69)と続きます。
広くも深くも学べるのが商学部の魅力
商学部は、理系の学部のように、入学時に進路がほぼ決まっている学部ではありません。だからこそ可能性はとても広いです。「広く学べる」「深く学べる」など、学びの環境が整っている大学の商学部が高評価を得ています。基礎をひととおり学んだ上で、自分の興味のある分野を専門的に突きつめ、就職活動も有利に進めたいですね。商学部で身につけられる知識は、どんな業界でも活かせるのです。